ガーミン、有機ELを採用したランニングGPSウォッチ「Forerunner 265/265S/965」大河原克行のNewsInsight 第200回 AV&IT市場は2023年に底を打つ? 2027年まで上昇続く機器も - JEITA「黒本」報告から

March 03, 2023

LGとサムスンの「有機EL競争」本格化。競争軸は“輝度”

OLED 2023 March3年ぶりにCESを現地取材した麻倉怜士氏が、LGディスプレイの最新有機EL「META」と、サムスンの最新QD-OLEDの特徴を紹介。
激しくなってきた「有機EL競争」の行く末を占った。

 ――今年はLGディスプレイとサムスンディスプレイによる「有機EL画質戦争」が、さらに本格化しそうです。

 麻倉:その競争軸は輝度です。HDR時代になって、高輝度が要求されても、自発光パネルである有機ELでは、むやみに電流を投入することはできません。リミッターが掛かってしまうので、低めの数百nitsという平均輝度で抑えられていました。







また、輝度を上げると信頼性、安定性、寿命という自発光デバイスならではの問題も立ちはだかります。こういった限界をどう乗り越えるかが、ここ数年の有機ELパネルの重要課題でした。

実は輝度対策を初めて行なったのは、LGディスプレイではなく、パナソニックでした。それが「熱を逃がして、電流を流し込み、輝度を上げる」という作戦です。有機ELは自発光素子なので、輝度を高めるために電流量を増やすと必ず熱が出ます。この放熱処理が重要なポイントになります。

パナソニックは、熱を背後から逃がす放熱板インナープレートを、LGディスプレイからの標準品ではなく、より熱拡散作用が大きいカスタム品に換えることで、輝度向上に成功しました。この手法はいまや日本の全メーカーが追随しています。

LGディスプレイとしても、インナープレートについて、そのまま標準品を付けるか、液晶パネルのオープンセルのように、セットメーカーが独自にしつらえるか、のオプションを与えています。



return_to_forever at 11:06│Comments(0)M_市場トレンド | T_テレビ

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