米調査会社のIDCは10日までに、2023年1〜3月の世界のパソコン出荷台数(速報値)が前年同期比29%減の5690万台だったと発表した。過剰在庫や経済環境の悪化によるもので、減少は5四半期連続。出荷台数の上位5社では米アップルの減少幅が40.5%と最大だった。
速報値ベースでは、市場全体の落ち込み幅は新型コロナウイルス感染拡大後で最も大きい。前年同期比でのマイナスは、コロナ下での需要拡大が一巡した22年1〜3月から続いている。出荷台数は在宅勤務の普及などによりパソコンの購入が増える前の19年や18年同期の水準も下回った。
メーカー別では上位5社の出荷が前年同期比で軒並み2割以上の大幅減となった。アップルの「Mac」シリーズに次いで米デル・テクノロジーズの落ち込みが31%減と大きく、シェア世界首位の中国レノボ・グループも30.3%減だった。
アップルはシェアを前年同期の8.6%から7.2%に下げた。前年同期に出荷を増やした反動に加え、消費者向けの販売比率が高く、個人が購入を手控えた影響を受けやすかったとの見方がある。
IDCの担当者は先行きについて「大幅な値引きをしたとしても、23年半ばから7〜9月にかけて高水準の在庫が続く可能性がある」と指摘する。24年には企業や個人がパソコンを更新する需要が顕在化するものの、景気低迷が長引けば市場の回復は難しくなるとIDCはみている。
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アップルはシェアを前年同期の8.6%から7.2%に下げた。前年同期に出荷を増やした反動に加え、消費者向けの販売比率が高く、個人が購入を手控えた影響を受けやすかったとの見方がある。
IDCの担当者は先行きについて「大幅な値引きをしたとしても、23年半ばから7〜9月にかけて高水準の在庫が続く可能性がある」と指摘する。24年には企業や個人がパソコンを更新する需要が顕在化するものの、景気低迷が長引けば市場の回復は難しくなるとIDCはみている。
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