韓国のサムスン電子は4月27日、2023年第1四半期(1~3月)の業績(連結ベース)を発表した。売上高は前年同期比18%減の63兆7,500億ウォン(約6兆3,750億円、1ウォン=約0.1円)、営業利益は95%減の6,400億ウォンだった。
第1四半期の部門別業績は次のとおり。
(1)DX(Device eXperience)部門(家電、ITおよびモバイルなど)
VD(Visual Display)は、世界的な景気低迷の影響を受けて需要が減少する中、付加価値の高いプレミアム製品の販売に注力しつつ、材料費などのコスト削減に取り組んだ。一方、家電製品は、需要低迷とコスト負担が継続した。
MX(Mobile eXperience:無線通信部門)は、「ギャラクシーS23」シリーズの販売好調を受けて前期に比べ売上高が増加し、売上高営業利益率も回復した。ネットワークは、北米、南西アジアなどの主要な海外市場を中心に売上高が減少した。
以上の結果、DX部門の売上高は前年同期比4%減の46兆2,200億ウォン、営業利益は同8%減の4兆2,100億ウォンとなった。
(2)DS(Device Solutions)部門(半導体など)
メモリーは、不安定な国際情勢に伴い、引き続き消費マインドが低下した。また、在庫調整による販売価格の下落が続き、業績が悪化した。
システムLSI(大規模集積回路)は、モバイル、テレビなど主な用途先の需要低迷を受け、業績が悪化した。
ファウンドリは、世界的な景気低迷を受けた需要低迷によって顧客の在庫が増加した結果、受注が減少し、業績が悪化した。
以上の結果、DS部門の売上高は前年同期比49%減の13兆7,300億ウォン、営業損益は4兆5,800億ウォンの赤字に転じた。
(3)SDC(サムスンディスプレー)部門
中小型パネルは、市場の縮小により業績が悪化したものの、フォルダブル(折り畳み式)モデルの拡大、フラグシップモデルの販売好調を受けて市場の主導権を維持した。
大型パネルは、QD-QLED(量子ドット有機EL)の新製品の販売が開始し、赤字幅が縮小した。
以上の結果、SDC部門の売上高は前年同期比17%減の6兆6,100億ウォン、営業利益は前年同期比28%減の7,800億ウォンとなった。
サムスン電子は業績発表と同時に、2023年第1四半期の設備投資実績が10兆7,000億ウォンだったと発表した。そのうち、半導体は9兆8,000億ウォン、ディスプレーが3,000億ウォンだった。さらに、同四半期の研究開発(R&D)費用は6兆5,800億ウォンと、四半期ベースで過去最大を記録したと発表した。
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VD(Visual Display)は、世界的な景気低迷の影響を受けて需要が減少する中、付加価値の高いプレミアム製品の販売に注力しつつ、材料費などのコスト削減に取り組んだ。一方、家電製品は、需要低迷とコスト負担が継続した。
MX(Mobile eXperience:無線通信部門)は、「ギャラクシーS23」シリーズの販売好調を受けて前期に比べ売上高が増加し、売上高営業利益率も回復した。ネットワークは、北米、南西アジアなどの主要な海外市場を中心に売上高が減少した。
以上の結果、DX部門の売上高は前年同期比4%減の46兆2,200億ウォン、営業利益は同8%減の4兆2,100億ウォンとなった。
(2)DS(Device Solutions)部門(半導体など)
メモリーは、不安定な国際情勢に伴い、引き続き消費マインドが低下した。また、在庫調整による販売価格の下落が続き、業績が悪化した。
システムLSI(大規模集積回路)は、モバイル、テレビなど主な用途先の需要低迷を受け、業績が悪化した。
ファウンドリは、世界的な景気低迷を受けた需要低迷によって顧客の在庫が増加した結果、受注が減少し、業績が悪化した。
以上の結果、DS部門の売上高は前年同期比49%減の13兆7,300億ウォン、営業損益は4兆5,800億ウォンの赤字に転じた。
(3)SDC(サムスンディスプレー)部門
中小型パネルは、市場の縮小により業績が悪化したものの、フォルダブル(折り畳み式)モデルの拡大、フラグシップモデルの販売好調を受けて市場の主導権を維持した。
大型パネルは、QD-QLED(量子ドット有機EL)の新製品の販売が開始し、赤字幅が縮小した。
以上の結果、SDC部門の売上高は前年同期比17%減の6兆6,100億ウォン、営業利益は前年同期比28%減の7,800億ウォンとなった。
サムスン電子は業績発表と同時に、2023年第1四半期の設備投資実績が10兆7,000億ウォンだったと発表した。そのうち、半導体は9兆8,000億ウォン、ディスプレーが3,000億ウォンだった。さらに、同四半期の研究開発(R&D)費用は6兆5,800億ウォンと、四半期ベースで過去最大を記録したと発表した。
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