韓国のLGディスプレーが、早ければ今四半期からサムスン電子へのハイエンドTVパネル供給を開始することが分かった。関係筋3人が明らかにした。

 来年に200万枚を供給し、その後300万枚、500万枚と増やすことを目指しているという。当初供給するのは77インチと83インチの白色有機EL(WOLED)テレビパネルとなる見込み。

 サムスンにとっては、中国企業との低価格帯での競争が激化する中、ハイエンドの有機EL(OLED)テレビの拡大を目指す姿勢が浮き彫りになった。





この契約により、サムスンはソニーを抜き、世界第2位の有機ELテレビサプライヤーとなる可能性がある。

市場調査会社オムディアによると、有機ELテレビ市場のシェアは現在、LGエレクトロニクスとソニーがそれぞれ54.6%と26.1%で、サムスンは6.1%。LGディスプレーはLGエレクトロニクスとソニーに有機ELテレビパネルを供給している。

LGディスプレーとサムスンはいずれもコメントを避けた。

KB証券のアナリスト、ジェフ・キム氏は「LGの生産率は改善し、来年にはフル稼働となるだろう。黒字転換につながりそうだ」 と述べた。

※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ