日本電気硝子、韓国での薄型パネル用ガラス成形から撤退

日本電気硝子は29日、韓国での薄型パネル用ガラスの成形から撤退すると発表した。

販売量の減少や工場の稼働率低下で、韓国のガラス成形子会社の2022年12月期の純利益は前の期比64%減の4億9400万円と採算が悪化していた。

韓国での需要見通しもふるわなかったことから撤退を決めた。

[参考] [連載:液晶の歩んできた道-14] 無アルカリガラス量産化、フロート法・オーバーフロー法(フュージョン法)並び立つ

韓国のガラス成形子会社は6月末に生産を停止し、7月末に解散する予定。ガラスの成形については今後、需要の伸びが期待される中国に経営資源を集中する。

ガラスの加工を手掛ける韓国の別会社は事業を継続する。 日本電気硝子は韓国のガラス成形子会社の解散が業績に与える影響について現在精査中としている。

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