PCやIT関連の展示会であるCOMPUTEX TAIPEI 2023だが、時代の流れに合わせ、5Gに関する展示も数多く見られた。コンシューマー向けの5G端末からプライベート5Gの基地局など、会場で見かけた5G製品を紹介する。
通信モジュールを製造するFibocomはノートPCやIoT向けの5Gモデムカードを展示し、同社製品を内蔵したノートPCの展示を行なった。モデムカードはクアルコムやメディアテックなどの5GモデムチップをPCなどに装着できるよう、M.2などの規格に合わせた汎用コネクタを持つカードとしてFibocomなどが製造している。
ノートPC用5Gモデムカード「FM350-GL」はMediaTekがインテルと共同開発した「T700」5Gモデムを搭載している。対応する5Gの周波数はSub 6、SAとNSAの両方式に対応し通信速度は下り最大4.67Gbps、上り最大1.25Gbps。Windows/Chrome/Linuxの各OS用ドライバーを提供し、各国の認証も取得、日本の技適も取得している。
同カードを内蔵したノートPCの代表としてASUS「ExpertBook B7 Flip」、Acer「TravelMate Spin 6」、HP「Fragonfly Folio 13.5 G3」、レノボ「ThinkPad X1 Yoga Gen 8」、DELL「XPS 13」を展示。PC向け5Gカードとして広く採用されている。
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