米国のオハイオ州に全米最大規模の太陽電池メーカーが生まれようとしている。
持続可能なエネルギー関連事業大手で再生可能エネルギープロジェクトの所有・運営会社である米インベナジー(Invenergy)は、6億米ドル以上を投資して、米国内で最大級の太陽電池工場を建設する準備を進めている。
オハイオ州の州都で、中央部に位置する都市・コロンバスから東に約32マイルに位置するパタスカラに建設される工場は、既存の工業用建物を利用して建設されている。
同工場が完成すると、年間最大5GWもの太陽光パネルを供給できる。「5GW」というと2022年における米国の発電事業用太陽光発電市場のほぼ半分に匹敵し、米国の約100万世帯を賄う電力供給量に当たる。
デベロッパー自らパネルを国内生産
「イルミネイトUSA(Illuminate USA)」と呼ばれるこの新会社は、上記のインベナジーとリーティング太陽電池メーカーである中国隆基緑能科技(ロンジ:Longi)のジョイントベンチャー(JV)である。
ロンジは、単結晶シリコン型太陽電池を専門にしており、同社の情報によると、2021年にはシリコンウエハ(基板)を70.01GW、太陽光パネル(太陽電池モジュール)を38.52GW出荷し、2021年の出荷量で世界1位としている。
2022年の出荷量ランキングでは世界トップこそ逃したようだが、引き続き上位を維持している。太陽光発電市場に関するリサーチ・コンサルティング会社である米SPVマーケットリサーチ(SPV Market Research)の最新レポート「ソーラーフレア(Solar Flare)」によると、ロンジは、中国・通威集団傘下のシリコン系太陽電池メーカーである通威太陽能(Tongwei Solar)、中国JAソーラー(JA Solar)、そして、中国のアイコ・ソーラー・エナジー(Aiko Solar・愛旭太陽能科技)に次いで、世界4位であった。
年産5GWを誇るイルミネイトの工場では、大規模な発電事業用、および屋上太陽光発電市場向けに、ロンジのテクノロジーを活用して、従来の単結晶シリコンパネルと両面受光型太陽光パネルを生産する。
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「イルミネイトUSA(Illuminate USA)」と呼ばれるこの新会社は、上記のインベナジーとリーティング太陽電池メーカーである中国隆基緑能科技(ロンジ:Longi)のジョイントベンチャー(JV)である。
ロンジは、単結晶シリコン型太陽電池を専門にしており、同社の情報によると、2021年にはシリコンウエハ(基板)を70.01GW、太陽光パネル(太陽電池モジュール)を38.52GW出荷し、2021年の出荷量で世界1位としている。
2022年の出荷量ランキングでは世界トップこそ逃したようだが、引き続き上位を維持している。太陽光発電市場に関するリサーチ・コンサルティング会社である米SPVマーケットリサーチ(SPV Market Research)の最新レポート「ソーラーフレア(Solar Flare)」によると、ロンジは、中国・通威集団傘下のシリコン系太陽電池メーカーである通威太陽能(Tongwei Solar)、中国JAソーラー(JA Solar)、そして、中国のアイコ・ソーラー・エナジー(Aiko Solar・愛旭太陽能科技)に次いで、世界4位であった。
年産5GWを誇るイルミネイトの工場では、大規模な発電事業用、および屋上太陽光発電市場向けに、ロンジのテクノロジーを活用して、従来の単結晶シリコンパネルと両面受光型太陽光パネルを生産する。
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