船井電機会長に元パナソニック専務執行役員の柴田氏

船井電機・ホールディングス（HD）は18日、傘下の船井電機の代表取締役会長に柴田雅久特別顧問（65）が就いたと発表した。就任は6月27日付。

柴田氏はパナソニックの車載事業のトップなどを務め、4月に船井電機に入社した。主力の液晶テレビ事業で成長余地が限られるなか、新体制のもとで新規事業の開拓を急ぐ。

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上田智一氏（49）は社長を留任する。柴田氏は1980年に松下電器産業（現・パナソニックホールディングス）に入社後、車載事業を手掛けたオートモーティブシステムズ社の社長や、パナソニックの専務執行役員などを務めた。

船井電機HDは連結売上高の8割をテレビ事業が占めており、美容家電や車載事業など収益の多角化を進めている。車載事業などで経験豊富な柴田氏の人脈などを生かし、新たな販路などを開拓したい考えだ。

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