大倉工業は24日、2023年1〜6月期の純利益が前期比25.7%増の23億円になる見通しだと発表した。従来予想の16億5000万円(前期比9.8%減)から上方修正した。営業利益は前期比9.4%増の24億円(従来予想は前期比0.3%増の22億円)、経常利益は同6.3%増の27億円(従来予想は同7.5%減の23億5000万円)と、それぞれ予想を引き上げた。
一方、売上高は同2.5%増の393億円(従来予想は同3.6%増の397億円)に引き下げた。





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大倉工は包装材料や工業製品などに使用する合成樹脂フィルムを中核に、液晶ディスプレイに使われる光学機能性フィルム、木質廃材を利用した建材などを製造・販売する。業績修正の理由について、同社の説明は以下の通り。

2023 年12 月期第2四半期累計期間の連結業績予想については、合成樹脂事業において、原料価格の上昇分について製品価格への転嫁が進んだものの、販売数量が減少したことから、売上高は前回発表予想を若干下回る見込みである。利益面では新規材料事業において大型液晶パネル向け光学フィルムの在庫調整が一段落し、受注が回復してきたことなどにより営業利益、経常利益は前回発表予想を上回る見込みである。親会社株主に帰属する四半期純利益は投資有価証券売却益4億2800万円を特別利益に計上したことにより、前回発表予想を大きく上回る見込みである。7月3日に従業員持株会を通じた株式付与として特別奨励金2億9300万円を第3四半期会計期間の費用として計上している。

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