PV 2348318767日本発の次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の開発が進んでいる。テレビプロデューサーの結城豊弘さんは「従来型の太陽光パネルと違って超軽量・超薄型であるため、どこでも設置可能で、曇天の弱い光でも発電できる。日本政府はこの夢の新技術の開発・流通を急ぐと同時に、海外への技術流出を防がなければならない」という――。

日本発の画期的な新しい太陽光パネルの開発に熱い視線が注がれている。

6月17日、大阪府島本町に西村康稔経済産業大臣の姿があった。「水無瀬イノベーションセンター」という積水化学工業の開発研究所である。西村大臣の目的は、ここで開発が行われているフィルム型の次世代太陽光発電、ペロブスカイト太陽電池を視察するためだった。





この日、西村大臣は熱心に研究者に質問を行い、加藤敬太積水化学工業社長とも意見交換をした。その後の、記者会見で西村大臣は「日本のペロブスカイト太陽電池の技術は、世界をリードしている技術だ。引き続き日本が、この分野で先頭を走れるように社会実装と量産化に向けて経産省として支援していく」と大きなエールを送った。

実際、ペロブスカイト太陽電池の技術開発には、グリーンイノベーション基金(GI)による支援が行われている。さらに、経産省の関係者は、新しい国産の太陽光電池の量産化に向けて、今国会で成立したGX推進法とGX脱炭素電源法の二つ、いわゆる「GX関連2法」をベースに、その法律の肝の「GX債」も積極活用して、バックアップしていくことになるのではないかと話す。

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