電子情報技術産業協会(JEITA)が3年ぶりに実装技術ロードマップを更新し、「2022年度版 実装技術ロードマップ」(書籍)を2022年7月に発行した。
本コラムの前々回から、第2章第6節(2.6)「新技術・新材料・新市場」の概要を説明している。前々回と前回は、最初のテーマである「2.6.2 エネルギー」の内容を簡単に紹介した。今回から、2番目のテーマである「2.6.3 次世代ディスプレイデバイス」の概要をご説明していく。
「2.6.3 次世代ディスプレイデバイス」は、以下の項目で構成される。「2.6.3.1 ディスプレイデバイス概要」「2.6.3.2 超大型ディスプレイ(LEDビデオウォール)」「2.6.3.3 TV向けディスプレイ」「2.6.3.4 タブレット・スマートフォン・ノートPC向けディスプレイ」「2.6.3.5 自動車用ディスプレイ」「2.6.3.6 XR対応HMD(Head Mounted Display)」である。
本コラムの前々回から、第2章第6節(2.6)「新技術・新材料・新市場」の概要を説明している。前々回と前回は、最初のテーマである「2.6.2 エネルギー」の内容を簡単に紹介した。今回から、2番目のテーマである「2.6.3 次世代ディスプレイデバイス」の概要をご説明していく。
「2.6.3 次世代ディスプレイデバイス」は、以下の項目で構成される。「2.6.3.1 ディスプレイデバイス概要」「2.6.3.2 超大型ディスプレイ(LEDビデオウォール)」「2.6.3.3 TV向けディスプレイ」「2.6.3.4 タブレット・スマートフォン・ノートPC向けディスプレイ」「2.6.3.5 自動車用ディスプレイ」「2.6.3.6 XR対応HMD(Head Mounted Display)」である。
「2.6.3 次世代ディスプレイデバイス」の項目からすぐに理解できることは、電子ディスプレイの応用範囲が極めて広くなっていることだ。いずれも平面ディスプレイ(フラットパネルディスプレイ)であり、数多くの要素技術を駆使することによって用途別のディスプレイを実現している。
フラットパネルディスプレイ(透過型)を発光方式で大別すると、デバイスが光の透過率を制御するシャッターとして機能する「非発光型」と、デバイスが発光素子でその輝度を電子的に制御する「自発光型」に分かれる。「非発光型」の代表は液晶ディスプレイ(LCD)である。光源(バックライト)の白色光をデバイス(液晶)のシャッターによって一部だけ透過させ、色フィルター(RGBの3原色の中でどれかを透過するフィルター)を通じてディスプレイの画素(表示単位)とする。バックライトには普通、発光ダイオード(LED)を使う。
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