LEDを画素とする大型ディスプレイ(「LEDビデオウォール」とも呼ぶ)は基本的に業務用であり、カスタマイズされた一品物であることが多い。設置場所は、球技場(野球、サッカー、ラグビーなど)や展示会(見本市)のブース、企業のプレゼンテーション施設や大会議室、文化施設(博物館や歴史資料館など)などである。大きさ(対角線寸法)は約100インチ(2.54m)から約400インチ(10.16m)とかなり違う。
光源であるLEDは、赤色(R)を発光するダイオード、緑色(G)を発光するダイオード、青色(B)を発光するダイオードで1つの画素(ピクセル)を構成する。RGBは光の三原色であり、これら3種類のLEDによって広い発色範囲を確保する。
光源であるLEDは、赤色(R)を発光するダイオード、緑色(G)を発光するダイオード、青色(B)を発光するダイオードで1つの画素(ピクセル)を構成する。RGBは光の三原色であり、これら3種類のLEDによって広い発色範囲を確保する。
最も安価なディスプレイ用LEDは、3種類のLEDをならべて1つの透明樹脂パッケージに封止した「パッケージLED」である。LEDチップ(RGB3色全体)の大きさは200μm角~1mm角とかなり小さい。最短で画素ピッチが1.25mm(約20画素/インチ)の高密度なディスプレイを作れる。
パッケージLEDの弱点は、光が樹脂を通過するときに散乱が発生することにある。散乱によってコントラスト比が下がってしまう。またパッケージの厚みがそれなりに存在する。そこで樹脂封止せずに、RGB3色のLEDチップを直接、パネル基板に搭載する薄型化技術が開発された。
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