東京工業大学、大阪大学、富山大学、静岡大学の共同研究チームは、乾電池(1.5ボルト)1本をつなぐだけで光る、世界最小電圧で発光する青色有機ELの開発に成功した。
今回の技術により、テレビやスマートフォンなど有機ELを使ったディスプレイ機器の消費電力を大幅に削減できる可能性がある。
有機ELはテレビやスマートフォンなどで実用化されているが、駆動電圧が高く消費電力が大きいという問題がある。
特に、赤・緑・青の光の三原色の中で、青色の発光が最もエネルギーを消費し、通常は4ボルト程度の電圧が必要となる。
今回の技術により、テレビやスマートフォンなど有機ELを使ったディスプレイ機器の消費電力を大幅に削減できる可能性がある。
有機ELはテレビやスマートフォンなどで実用化されているが、駆動電圧が高く消費電力が大きいという問題がある。
特に、赤・緑・青の光の三原色の中で、青色の発光が最もエネルギーを消費し、通常は4ボルト程度の電圧が必要となる。
研究チームは今回、2種類の有機分子の界面でアップコンバージョン(エネルギーの低い励起状態からエネルギーの高い励起状態を作り出すプロセス)を起こす独自の発光原理を用いて、超低電圧で光る青色有機ELを開発。
開発した有機ELは、1.26ボルトから462ナノメートル(1ナノメートルは10-9メートル)の青色発光が認められ、1.97ボルトでディスプレイ程度の発光輝度に到達した。
同チームによると、このような超低電圧での青色発光は青色発光ダイオードでも不可能であるため、有機・無機材料の双方を含めて、世界最小電圧で光る青色発光素子と言えるという。
研究論文は、ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に2023年9月20日付けで掲載された。
※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ
開発した有機ELは、1.26ボルトから462ナノメートル(1ナノメートルは10-9メートル)の青色発光が認められ、1.97ボルトでディスプレイ程度の発光輝度に到達した。
同チームによると、このような超低電圧での青色発光は青色発光ダイオードでも不可能であるため、有機・無機材料の双方を含めて、世界最小電圧で光る青色発光素子と言えるという。
研究論文は、ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に2023年9月20日付けで掲載された。
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