韓国サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長が、秋夕(中秋節)連休中にサウジアラビア、イスラエル、エジプトの中東3カ国を訪問した。

 李会長は1日(現地時間)、サウジアラビア北西部の未来都市「NEOM(ネオム)」でのサムスン物産による山岳トンネル工事の現場を視察した。サムスン物産はネオムの中核的な交通・物流手段となる地下鉄道工事に参画している。

 サムスン物産が担当するのは住居エリアのトンネル工事(12.5キロメートル区間)で、2022年に着工した。李会長は現場で働く社員を激励するとともに、「脱石油」を推進する中東でのビジネス拡大について経営陣と議論した。





 ■エジプトにスマホ工場建設か

 エジプトでは中部ベニスエフにあるサムスン電子の工場を訪問。テレビやタブレット端末の生産現場を視察した後、中東での事業戦略を確認した。サムスン電子は中東・アフリカのスマートフォン市場攻略に向けて、同国にスマホ工場の設立も計画している。

 これに先立ち訪問したイスラエルの研究開発(R&D)センターでは、革新技術を保有するスタートアップと新技術の投資状況について報告を受けたほか、オープンイノベーションを通じた未来の革新技術の確保に向けた案を確認した。

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