電子機器の受託生産世界最大手で米アップルの主要サプライヤーでもある台湾の鴻海精密工業は5日、年末商戦に向け売り上げが好調になるとの予測を示した。

発表文で「第4・四半期は第3・四半期に比べ大幅な成長が見込まれる」と指摘。詳細は明らかにしなかった。
一方、9月の売上高は6607億台湾ドル(204億6000万ドル)と、前年同月比19.7%減少したものの、8月からは60.1%増加したと発表した。





第3・四半期の売上高は前年同期比11.7%減少したが、前四半期比では18.4%増加した。

スマートフォンを含むスマート家電製品の9月売上高は「新製品発売のため」前月比で大幅な伸びを示したという。

電気自動車(EV)への多角化を図る中、自動車部品の出荷増が部品・その他製品事業の前年同月比の大幅な成長に貢献。また、サーバーを含むクラウド・ネットワーク製品の売上高は「保守的な顧客の抑制」により減少した。

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