ダイセルの24年3月期第2四半期連結決算は売上高は2710億400万円で前年同期比1・8%増、営業利益は266億700万円で同2・2%増、経常利益は307億200万円で同1・5%増、四半期純利益は297億5100万円で同34・0%増となった。
セグメント別にみると、エンジニアリングプラスチック事業の売上高は1086億9600万円で同12・0%減、営業利益は61億2500万円で同57・6%減となった。ポリアセタール樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマーなどポリプラスチックスの事業は、前年度から続く自動車部品の在庫調整の影響が第2四半期初めまで続いたことや、IT関連産業の需要低迷などにより販売数量が減少し、減収となった。ABS樹脂、エンプラアロイ樹脂、フィルム、水溶性高分子などダイセルミライズの事業は、OA機器や住宅設備機器の需要減少などにより販売数量が減少し、減収となった。
セグメント別にみると、エンジニアリングプラスチック事業の売上高は1086億9600万円で同12・0%減、営業利益は61億2500万円で同57・6%減となった。ポリアセタール樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマーなどポリプラスチックスの事業は、前年度から続く自動車部品の在庫調整の影響が第2四半期初めまで続いたことや、IT関連産業の需要低迷などにより販売数量が減少し、減収となった。ABS樹脂、エンプラアロイ樹脂、フィルム、水溶性高分子などダイセルミライズの事業は、OA機器や住宅設備機器の需要減少などにより販売数量が減少し、減収となった。
マテリアル事業の売上高は911億2500万円で同21・2%増、営業利益は211億1900万円で同103・3%増となった。アセチル事業の酢酸は、主要誘導品の酢酸ビニルや高純度テレフタル酸の需要減少などにより酢酸市況が軟化し、減収となった。酢酸誘導体は、電子材料や液晶ディスプレイ向けの需要減少により販売数量が減少し減収となった。アセテート・トウは、加熱式たばこ用の需要増加などによる販売数量の増加、原燃料価格上昇や需要増加を受けた販売価格の是正などにより、増収となった。ケミカル事業は、インバウンドによる国内化粧品向け需要の回復により1,3-ブチレングリコールの販売数量が増加したものの、カプロラクトン誘導体の中国のウレタン向けなどの需要減少による販売数量の減少、エポキシ化合物の電子材料や液晶ディスプレイ向けの需要減少による販売数量の減少により、減収となった。
スマート事業の売上高は146億8300万円で同9・2%減、営業損失は11億100万円(前年同期は営業利益3億7300万円)となった。液晶表示向けフィルム用の酢酸セルロースや高機能フィルムなどのディスプレイ/オプト事業は、高機能フィルムの販売数量が減少したものの、需要が低迷する中でも液晶パネルの在庫調整が一巡したことや、海外向けの販売拡大により酢酸セルロースの販売数量が増加し、増収ととなった。電子材料向け溶剤やレジスト材料などのIC/半導体事業は、半導体や液晶パネル需要の低迷が継続したことにより販売数量が減少し、減収となった。
セイフティ事業の売上高は、471億3200万円で同18・6%増、営業損失は1億4000万円(前年同期は営業損失1600万円)となった。自動車エアバッグ用インフレータ(ガス発生装置)などのモビリティ事業は、半導体不足の緩和などにより自動車生産が前年同期より回復し販売数量が増加したことにより、増収となった。
通期の連結業績予想については、直近に公表した業績予想から修正し、売上高は5620億円で前期比4・5%増、営業利益は610億円で同28・4%増、経常利益は655億円で同25・9%増、当期純利益は540億円で同32・7%増を見込んでいる。
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