ディスプレー業界によると、LGディスプレーは来年、自動車用ディスプレーを約2000万台出荷する予定だ。1700万台を出荷するとみられることしより17.6%多い。うち有機EL(OLED)パネルの出荷台数は、ことしの約30万台から50万台へと増やす。
サムスンディスプレーの来年の出荷目標は約200万台だが、ことしの予想出荷台数が40万台である点を鑑みれば、その規模は5倍となる。液晶ディスプレー(LCD)事業から撤退した同社は、来年生産するすべての自動車用パネルをOLEDとする予定だ。
サムスンディスプレーの来年の出荷目標は約200万台だが、ことしの予想出荷台数が40万台である点を鑑みれば、その規模は5倍となる。液晶ディスプレー(LCD)事業から撤退した同社は、来年生産するすべての自動車用パネルをOLEDとする予定だ。
両社は生産ラインを増設することなく、現在運用している設備で生産量を増やすとみられる。自動車用ディスプレー生産ラインの稼働率が低いためだという。LGディスプレーの場合、「アップルウォッチ」と自動車用のパネルを製造するクミ(亀尾)工場E5ラインの稼働率は、50%前後と予測されている。
これと関連し、両社はこれまでさまざまなディスプレー事業者との協業を進めてきている。LGディスプレーは、2004年にドイツの完成車大手メルセデス・ベンツと自動車用ディスプレープロジェクトを開始して以来、関係を維持してきた。
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