st52693_honor-012023年9月1月にHONORがドイツで発表した「HONOR V Purse」は、ファッション性を高めた折りたたみスマートフォンのコンセプトモデルでした。ところが、9月19日には中国で実製品を発売。コンセプトではなく、しっかりと動作する製品として開発されていたのです。

中国・深センのHONORストアでもV Purseは他のモデルとはちょっと違った展示が行われていました。本体を開いた状態で実機を展示するとともに、チェーンストラップをつけ本体を半分に折りたたんだモックアップも展示。このまま肩からかけてバッグとして持ち歩くことができるわけです。このような使い方を提唱した横折り式スマートフォンは、このV Purseが初めてでしょう。





V Purseは開くと7.71型の大きい画面となる折りたたみモデル。ディスプレイのたたみ方は最近主流の谷折り式ではなく、画面をむき出しに折りたたむ山折り式です。この形状はHuaweiの「Mate Xs」シリーズなどごく一部の製品だけが採用しています。

山折り式のメリットは、閉じたときもメインディスプレイがそのままアウトディスプレイになるため、もう1枚ディスプレイを用意する必要がないこと。そのため、本体はかなり薄くすることが可能で、開いたときの最薄部はわずか4.3mm、閉じても8.3mmです。ただし名カメラを搭載する部分として片側は厚みのあるデザインになっています。また重量は214gであり、チタンボディーで軽くなったiPhone 15 Pro Maxの221gより軽量です。

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