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IDCは、世界スマートフォン市場に関する見通しを発表した。2023年第4四半期の出荷台数を前年同期比7.3%増とし、以前の予測から上方修正した。
上方修正の理由として、IDCは前期に状況がやや改善したことや、メーカーなどが積極的な姿勢を見せたことを挙げた。
2023年通期の出荷台数は、11億6000万台で前年比3.5%減。ただし、以前は同4.7%減と予測しており、こちらも上方修正した。
市場の改善は続き、2024年は前年比3.8%増とした。その後は、2027年まで1ケタ台前半のペースでゆっくりと拡大し、5年間の年平均成長率(CAGR)は1.4%と予想する。
IDCは、やっと低迷から抜け出したものの、出荷台数はパンデミック前を下回っているうえ、市場が成熟した結果、これまでと異なる低成長ペースと長期化した買い換えサイクルの時代に入る、と見込む。
一方、平均販売価格(ASP)はパンデミック前よりかなり高い状態のままだ。IDCは、高価格モデルの販売が全地域で増え続けていることから、2023年のASPを前年比5.5%増の438ドル(約6万4872円)とした。ここから次第に安くなって2027年には396ドル(約5万8652円)まで下がると見込むが、それでも以前の予想より高いままだという。
OS別では、iOSの方がAndroidよりマクロ経済の困難に打ち勝つ力が強く、前年比0.6%増となる。これに対し、Androidは同4.4%減。2023年のASPは、iOSが1038ドル(約15万3738円)、Androidが292ドル(約4万3248円)。
※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ
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