LGディスプレイは有機発光ダイオード(OLED)パネルの性能向上のため、重水素活用を拡大する研究開発(R&D)に着手している。
現在は重水素を青色のみに活用しており、赤色、緑色、およびOLEDの必須材料層まで拡大することが目標だ。
主要協力会社との協議を通じて、重水素拡大のための技術戦略とプロセス実装方法を検討し、新規重水素素材の開発も進めている。
重水素は一般水素より2倍重く、これを活用すればOLED素子の分子結合構造を安定化させて明るい光を出し、寿命を延ばすことができる。
現在は重水素を青色のみに活用しており、赤色、緑色、およびOLEDの必須材料層まで拡大することが目標だ。
主要協力会社との協議を通じて、重水素拡大のための技術戦略とプロセス実装方法を検討し、新規重水素素材の開発も進めている。
重水素は一般水素より2倍重く、これを活用すればOLED素子の分子結合構造を安定化させて明るい光を出し、寿命を延ばすことができる。
LGディスプレイはすでに2021年末から重水素をOLEDパネルに適用しており、性能確認を基に重水素の適用範囲を拡大する予定だ。
OLED素材を重水素化する際に発生する「融解効率」という欠点に対する研究も進行中で、重水素のコスト負担を解決するためのコスト削減方法を模索している。
重水素技術が拡大適用されれば、大画面だけでなく、中小型パネルや様々な機器への適用可能性があり、現在はTV用パネルに重点を置いている。
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