アップルが中国政府との関係改善を図り、中国に拠点を置くサプライヤーとの関係を強化している。台湾企業が運営する「iPhone」組立工場の経営権を立訊精密工業(ラックスシェア)が取得する。  

 アップルの中国サプライヤーである立訊精密は中国東部に和碩聯合科技(ペガトロン)が置く昆山部門の株式62.5%を約21億元(約415億円)で買い取る予定。和碩聯合が28日、取引所に届け出た。  

 台北に本社を置く和碩聯合は現在、昆山部門と上海にある別の拠点でアップルのスマートフォンを組み立てている。





立訊精密は今回の買収で、アップルの主要製造パートナーである台湾のフォックスコン・テクノロジー・グループと競合する機会が増える見込み。

フォックスコンは全iPhoneの約70%を製造し、その大半の組み立ては中国中部にある主要拠点で行われている。立訊精密はコメント要請に応じなかった。

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