Samsung Displayは、CES 2024において、薄さが約0.6mmで“名刺の薄さ”だという超薄型(UT)のUT OLEDパネルを発表した。液晶パネルの3分の1となる薄さであるだけでなく、重さも「3枚のUT OLEDパネルの重さは、同じサイズの1枚の液晶パネルと同じ」だという。
Samsung Displayは「新たなモジュールプロセスを適用することで、強度を維持しながら薄型化を実現した」と説明。「ラップトップやタブレットのメーカーが携帯性を向上させ、デザインを差別化できる」と強みをアピールしている。
IT機器向けの第8.6世代OLEDで採用される技術で、マザーガラスは2,290×2,620mmと業界最大級。従来の第6世代ガラスに比べて2倍以上の大きさで、生産効率が向上している。
Samsung Displayは「新たなモジュールプロセスを適用することで、強度を維持しながら薄型化を実現した」と説明。「ラップトップやタブレットのメーカーが携帯性を向上させ、デザインを差別化できる」と強みをアピールしている。
IT機器向けの第8.6世代OLEDで採用される技術で、マザーガラスは2,290×2,620mmと業界最大級。従来の第6世代ガラスに比べて2倍以上の大きさで、生産効率が向上している。
材料の進歩により、消費電力を削減する技術も開発。電流の流れを調整する薄膜トランジスタ(TFT)は現在、アモルファスシリコンの代わりに100%酸化物を利用しているが、この変更により、電子の動きが速くなり、電流漏れが減少。その結果、ディスプレイを低いリフレッシュレートで駆動した場合に発生するちらつきを解消。最新製品では、最小1Hzの可変リフレッシュレートをサポートでき、大幅な電力節約を可能にするという。
OLEDoS(OLED on Silicon)のRGBバージョンも初導入。シリコンウェハに有機材料を適用して作る小さなピクセルサイズの高精細ディスプレイで、XRヘッドセットへの採用を想定している。
「現在業界で入手可能なものと比較した場合、最高解像度のRGB OLEDoSディスプレイになる」としており、1.03インチサイズで、4Kテレビに匹敵する3,500PPIの画素密度を実現。シリコンウェハ上の赤、緑、青のOLEDを使い、別の光源を使わずに色を生成する。
Samsung Displayが買収した米国に本拠を置くOLEDoS企業のeMaginが、OLEDoS対応の軍用ヘルメットや暗視ゴーグルなどの自社製品を展示する予定という。
※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ
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