中国上海に本拠を置く半導体・ディスプレイ市場動向調査会社であるCINNO Researchによると、2023年の世界市場におけるスマートフォン(スマホ)用AMOLED(有機EL)パネル出荷数量は前年比16.1%増の約6億9000万枚になったという。
2023年通年の出荷メーカーの国・地域別シェアを見ると、韓国が56.8%で最大であったが、中国メーカーが前年から13.9ポイント伸ばし43.2%となり、シェア40%台になった。企業別出荷量を見ると、トップはSamsung Display(SDC)だが、前年比8.2ポイント減とシェアを49.9%まで落としている。
また2位は、中国BOEが前年比3.2ポイント増の16.2%、3位は同じく中国勢のVisionoxが同3.1ポイント増の9.9%となった。4位も中国勢のTianmaが同4.7ポイント増の6.9 %となり、LG Display(LGD)を上回ってのランクインとなるなど、中国勢の勢いが目立つ状況となっている。
2023年通年の出荷メーカーの国・地域別シェアを見ると、韓国が56.8%で最大であったが、中国メーカーが前年から13.9ポイント伸ばし43.2%となり、シェア40%台になった。企業別出荷量を見ると、トップはSamsung Display(SDC)だが、前年比8.2ポイント減とシェアを49.9%まで落としている。
また2位は、中国BOEが前年比3.2ポイント増の16.2%、3位は同じく中国勢のVisionoxが同3.1ポイント増の9.9%となった。4位も中国勢のTianmaが同4.7ポイント増の6.9 %となり、LG Display(LGD)を上回ってのランクインとなるなど、中国勢の勢いが目立つ状況となっている。
第4四半期の好調さの背景として、CINNOは主流ブランドの次世代フラッグシップモデルが好調であること、ならびに年末商戦が牽引したことを挙げており、その結果、同四半期のスマホ用AMOLEDパネル出荷枚数は前年同期比30.9%増、前四半期比35.1%増の約2億4000万枚となり、国・地域別で出荷元を見ると、韓国が55.1%、中国が44.9%となり、中国勢の総出荷枚数が約1億1000万枚と、四半期別で初めての1億枚突破を達成したという。
同四半期の出荷数量を企業別で見ると、トップはSDCだが、市場シェアは前年から減り48.9%に留まった。中国勢による競争圧力の高まりが背景にあると見られている。2位はBOEだが、こちらもシェアは前年同期から3.8ポイント減の13.6%に留まっている。代わりにシェアを伸ばしたのは3位以下の中国勢で、3位のVisionoxはシェアを同4.4ポイント増の12.7%まで伸ばしてきた。背景には、中Honorなどの主要ブランド顧客との綿密な協力と顧客構造の調整による安定した注文量の確保があると見られている。4位のChinaStar(CSOT)のシェアは同3.9ポイント増の7.3%で、同社の同四半期出荷数量は前年同期比183.9%増と上位メーカーの中でもトップとなっており、LGDを抜いての4位となっている。
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