シャープから新たに登場した、プレミアムクラスの有機ELテレビ「FS1ライン」。ノーベル賞でも話題になった「量子ドット技術」を活用した有機ELパネル、第2世代「QD-OLED」を搭載したモデルで、独自の画像処理エンジンとディスプレイ技術を投入して、圧倒的な高画質を実現。同時に優れた音質も認められて、オーディオビジュアルの総合アワード「VGP」映像音響部会で「批評家大賞」が授与されました。
プロが推した理由、受賞の背景とは? 審査委員長である大橋伸太郎氏による特別インタビューでお届けします。
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ーVGPアワード批評家大賞の受賞おめでとうございます。新しい有機ELテレビ「FS1ライン」は、映像音響部会の5名の審査員、全員一致での選出となりました。QD-OLEDパネルを採用した有機ELテレビは他にもありますが、「FS1ライン」はとくに黒浮きや黒潰れの少なさとバランスのよい色彩表現を備えていることが、画質面での評価ポイントになりました。
下田「ありがとうございます。シャープは2020年頃から、液晶のよさを持った「明るい有機ELテレビ」をつくることをずっと目標にしていました。その当時から、画像処理エンジン「Medalist」をずっとブラッシュアップしてきました。QD-OLEDパネルならではの広色域と高輝度は魅力的でしたが、明室視聴時に黒浮きが目立ってしまったり、斜めから見ると赤の色づきがあったり、多くの課題を感じていました。しかし、先ほどの画像処理エンジンの作り込みに加えて、低反射フィルムにおける反射光スペクトラムの偏向率の調整など、ディスプレイ技術との両輪で、課題をひとつひとつクリアして開発を進めてきました。」
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