indiansmartphone_store-1起動するのに1分半かかるスマホって……。

世の中いろんなスマートフォンがあるんですね。海外で暮らしてみて、スマホの多様性をイヤっていうほど実感しました。

なぜって、日本から持っていったスマホが壊れてしまったんです。じゃあ現地で調達すればいいじゃな〜いと軽い気持ちで購入したインド製の廉価版スマホは、まったく新しいユーザーエクスペリエンスを提供してくれました。

インドと中国という超大国ふたつに挟まれたヒマラヤ山麓の小国、ブータン。昨年はその首都であるティンプーで楽しく暮らしていました。





ところが、ある日Pixel 7 Proを勢いよく落としてしまい、それっきりスマホが使えなくなってしまうというトラブルに……。タッチには反応したし、着信音やアラートも通常通りだったんですが、なにせディスプレイがブラックアウトしていたため操作できず。 ネットで調べてあれこれ応急処置を試してみましたが、いずれも蘇生には至りませんでした。

困り果てて首都ティンプーにある一番立派な修理専門店に持ち込んだところ、ディスプレイを全取っ替えするしか解決策はないし、そもそもPixelシリーズのスマホを取り扱っていないのでパーツがなくて無理、と言われてしまいました。

意外に思われるかもしれませんが、ブータンでは電子決済が主流です。モバイルアプリであらゆる支払いをささっと済ませられるので、スマホはもはやお財布と同義。生活に不可欠です。

このような事情もあり、仕方なしに新しいスマホを買いに行きました。個人経営のスマホショップに並んでいたのはRedmi、Realme、Samsung、OPPO、Vivoなどのブランド。