世界最大級のモバイル関連見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」が26日にスペイン・バルセロナで開幕する。200以上の国・地域から通信やIT(情報技術)関連の企業が集まり、先端技術や商品を紹介する。生成AI(人工知能)や仮想空間「メタバース」のほか、次世代通信規格「6G」を視野に入れたサービスにも注目が集まる。
MWCの会期は29日までで、24年は10万人以上が足を運ぶ見通し。世界遺産のサグラダ・ファミリアなどで知られるバルセロナの街が最もにぎわう。主催する業界団体GSMAによると、23年のMWCには2400社が出展し8万8500人超が訪れた。会場では最新技術の展示と同時に、各社のトップや幹部による重要な商談も繰り広げられる。
MWCの会期は29日までで、24年は10万人以上が足を運ぶ見通し。世界遺産のサグラダ・ファミリアなどで知られるバルセロナの街が最もにぎわう。主催する業界団体GSMAによると、23年のMWCには2400社が出展し8万8500人超が訪れた。会場では最新技術の展示と同時に、各社のトップや幹部による重要な商談も繰り広げられる。
生成AIは注目テーマになりそうだ。初日の基調講演には米グーグル・ディープマインドのデミス・ハサビス最高経営責任者(CEO)が登壇し、生成AIの基盤言語モデル「Gemini(ジェミニ)」について語る。米マイクロソフトのブラッド・スミス社長と米デル・テクノロジーズのマイケル・デルCEOの対談でもテーマの一つとなっている。開発競争が激しさを増し急速な普及が進む中、通信との融合など新たな方向性への言及があるかもポイントだ。
通信業界ではスマートフォンの次の市場として、メタバースへの熱狂は冷めていない。まず期待がかかるのが産業向けだ。ゲームやエンタメでの個人向けの普及が進まない中、各社は自動車開発やインフラなど様々な場面で需要を開拓できるとみる。
ほかにあらゆるものがネットにつながるIoTの中でも成長期待の高いコネクテッドカー(つながる車)向けのサービスや、能登半島地震で非常時の有効性が改めて示された衛星通信でも新技術が登場するか注目が集まる。
会場では中国・華為技術(ファーウェイ)のブースや展示内容も関心の的になりそうだ。同社は世界の基地局のシェアの3割を占め、ヘルスケアやクラウドサービスでも事業を拡大する。23年は最も目立つ展示スペースで9000平方メートルのブースを確保し圧倒した。
日本からはNTTドコモや楽天グループのほか、KDDIが初出展する。日本勢の世界での知名度は低く、技術でもリードを許している。今回の展示会で存在感を高める必要がある。
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