
MWCの会期は29日までで、24年は10万人以上が足を運ぶ見通し。世界遺産のサグラダ・ファミリアなどで知られるバルセロナの街が最もにぎわう。主催する業界団体GSMAによると、23年のMWCには2400社が出展し8万8500人超が訪れた。会場では最新技術の展示と同時に、各社のトップや幹部による重要な商談も繰り広げられる。

通信業界ではスマートフォンの次の市場として、メタバースへの熱狂は冷めていない。まず期待がかかるのが産業向けだ。ゲームやエンタメでの個人向けの普及が進まない中、各社は自動車開発やインフラなど様々な場面で需要を開拓できるとみる。
ほかにあらゆるものがネットにつながるIoTの中でも成長期待の高いコネクテッドカー(つながる車)向けのサービスや、能登半島地震で非常時の有効性が改めて示された衛星通信でも新技術が登場するか注目が集まる。
会場では中国・華為技術(ファーウェイ)のブースや展示内容も関心の的になりそうだ。同社は世界の基地局のシェアの3割を占め、ヘルスケアやクラウドサービスでも事業を拡大する。23年は最も目立つ展示スペースで9000平方メートルのブースを確保し圧倒した。
日本からはNTTドコモや楽天グループのほか、KDDIが初出展する。日本勢の世界での知名度は低く、技術でもリードを許している。今回の展示会で存在感を高める必要がある。
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