山形大学で有機ELの研究開発に取り組んだ城戸淳二特任教授に対し、大学は顕著な功績を持つ研究者を表彰するために新たに設けた「フェロー」の称号を贈りました。

山形大学の城戸淳二特任教授は、平成元年以降、工学部で助手などを務めたあと平成14年に教授に就任し、「有機EL」の研究・開発に取り組み、先月、定年退職したあと、特任教授に就任しました。

城戸特任教授の研究成果は高く評価され、平成25年には、紫綬褒章を受章しました。 こうした中、山形大学は、4日、顕著な功績を持つ研究者を表彰するために新たに設けた「フェロー」の称号を城戸特任教授に授与しました。





玉手英利学長が、城戸特任教授に称号記を渡し、「これまでの研究は世界を大きく変えるきっかけになった。これまでの功績をたたえるとともにこれからもさらなる研究に取り組んでほしい」と激励しました。

大学によりますと、山形大学がフェローの称号を授与するのは初めてだということです。

このあと、フェローとしての初仕事となる記者会見に臨んだ城戸特任教授は「これからも大学に残って若い研究者の育成を進めたい。将来を支える若い人たちには自分の豊かな発想でチャレンジをしてもらって、常に大きな夢を持って、研究にあたってもらえるよう指導していきたい」と抱負を述べました。

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