Screenshot 2024-05-27 08.56.322025年大阪・関西万博の会場建設現場で3月に起きた爆発火災事故の原因となったメタンガスが、事故があった夢洲(ゆめしま)1区(会場西部)での調査で近年増加し、昨年夏期に1日に約2トンも発生していたことが分かりました。  

本紙が入手した大阪広域環境施設組合の調査で判明。同区に設けられた約80本のガス抜き管で年2回、夏と冬に調査したところ、冬期調査では2021年に1日に1293キログラムだったメタンガス発生量が24年には1546キログラムに、夏期調査では21年に1日に580キログラムだった発生量が23年には1989キログラムに急増しています。





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夢洲1区は焼却残滓(ざんし)や上下水汚泥などで埋め立てた現役の廃棄物最終処分場で埋め立て物の分解に伴って可燃性のメタンガスが発生し続けています。

 日本国際博覧会協会は万博で使う区域でガス抜き管の排出口の付け替えを行っていますがガスが出るのは管からとは限りません。実際に今回の爆発は土壌から発生し地下空間にたまっていたガスが火花に引火し起きました。

今回の爆発事故を踏まえた開催中の再発防止策は何も示されていません。夢洲2区、3区の会場区域については地下鉄工事でメタンガスが見つかっているにもかかわらず、協会は「地表付近でのガス発生の可能性は極めて低い」とリスクから目をそらしています。万博強行の危険性が浮き彫りになっています。

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