海外では「Odyssey」ブランドでアスペクト比32:9のウルトラワイドディスプレイを積極的に展開しているSamsung Electronics(以下,Samsung)。しかし同社は,2007年に日本のテレビ・ディスプレイ市場から撤退しており,同社製品を正規ルートで購入,使用する手段がない。
ところが,最近では「OdysseyシリーズのOEM品かな」と思えるような,32:9ディスプレイが,国内でもチラチラ出始めてきた。というわけで本稿では,筆者がCOMPUTEX 2024で見つけたアスペクト比32:9のゲーマー向けディスプレイを3製品紹介したい。
ところが,最近では「OdysseyシリーズのOEM品かな」と思えるような,32:9ディスプレイが,国内でもチラチラ出始めてきた。というわけで本稿では,筆者がCOMPUTEX 2024で見つけたアスペクト比32:9のゲーマー向けディスプレイを3製品紹介したい。
HKCは,特定メーカーから委託されてODM製品を開発したり,あるいは自ら開発した製品を大手メーカーブランドで販売するOEM事業を得意としている半導体関連メーカーだ。最近では,「KOORUI」という自社製品ブランドを立ち上げている。
とくに,KOORUIのゲーマー向けディスプレイは,Amazon.co.jpで,競合製品よりも安価に販売されているため,注目度が高い。筆者も,KOORUIブランドを認知してはいたが,その大元であるHKCブースを取材したのは初めてだ。
そんなHKCが,「近々,KOORUIブランドで発売する予定」として紹介していたのが,アスペクト比32:9のゲーマー向け有機ELディスプレイ「P2」だ。「Samsung製の量子ドット有機EL(QD OLED)パネルを採用」を全面に押しだした展示を行っており,仕様を見る限り,中身はほぼSamsungの「Odyssey OLED G9」(型番 G95SC,以下型番表記)と同じだ。
Read full article
Read full article
Comment
コメントする