AMOLEDテクノロジーはスマートフォンディスプレイ市場で堅調な売れ行きを見せており、2024年内にTFT液晶ディスプレイ(LCD)の出荷台数を上回る見込みであると、オムディアの最新のスマートフォンディスプレイ市場トラッカーは述べている。
2023年第2四半期には、新型コロナウイルス対応策からの完全な上昇傾向が見られ、スマートフォンのディスプレイ出荷台数は、アウトドアや旅行などの活動の増加により急速に回復している。2023年のスマートフォン用ディスプレイの年間出荷台数は14億5,000万台に達し、2022年から前年比5%で着実に増加してきた。
この成長傾向は2024年も続くと見込まれており、2024年上半期のスマートフォンディスプレイ出荷台数は、2023年上半期の6億5,700万台から前年比9%増の7億1,500万台になると予測されている。
2023年第2四半期には、新型コロナウイルス対応策からの完全な上昇傾向が見られ、スマートフォンのディスプレイ出荷台数は、アウトドアや旅行などの活動の増加により急速に回復している。2023年のスマートフォン用ディスプレイの年間出荷台数は14億5,000万台に達し、2022年から前年比5%で着実に増加してきた。
この成長傾向は2024年も続くと見込まれており、2024年上半期のスマートフォンディスプレイ出荷台数は、2023年上半期の6億5,700万台から前年比9%増の7億1,500万台になると予測されている。
出荷台数が全体的に増加しているだけではなく、市場では顕著な変化が起きている。AMOLEDの出荷台数は増加しているが、TFTディスプレイ(LCD)の出荷台数は減少している。
オムディアのスマートフォンディスプレイ市場トラッカーで測定された2024年第1四半期の実際の出荷データによると、2024年第1四半期のAMOLEDの出荷台数は前年比39%増の1億8,200万台に増加した一方、TFT液晶ディスプレイ(LCD)出荷台数は前年比10%減の1億7,200万台に減少した。これはAMOLEDの出荷台数が、2024年第1四半期に四半期ベースでTFT液晶ディスプレイ(LCD)の出荷台数を上回った初めての事例となっている。
オムディアのディスプレイリサーチプラクティス部門のリサーチマネージャーである早瀬宏(ハヤセ ヒロシ)氏は、「中国のディスプレイメーカーは、中国のスマートフォンブランドに高品質のAMOLEDディスプレイをより低価格で供給して、ミドルレンジでのスマートフォンのTFT液晶ディスプレイ(LCD)を急速に置き換えています。」と述べている。
オムディアの短期予測では、AMOLEDは2024年第2四半期に、スマートフォンディスプレイ出荷台数の53%を占める見込みであり、2024年第3四半期には56%に増えて、50%を超えると予想されている。
「iPhone 16の発売に応じて2024年第4四半期のAMOLEDの出荷台数は大幅に増加しており、AMOLEDは2024年通年を通じてTFT液晶ディスプレイ(LCD)を上回ると予想されている。AMOLEDは2024年以降の出荷台数でスマートフォンディスプレイ市場をリードすると思います。」と早瀬は締めくくった。
※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ
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