Screenshot 2024-07-04 06.42.43電子情報技術産業協会(JEITA)がまとめた日本メーカーによる4月の電子部品世界出荷額は、前年同月比14%増の3807億円だった。全ての地域で前年同月の出荷額を上回った。

特に最大市場の中国向けは同27%増の1343億円で、2023年11月以降6カ月連続で増えた。中国で電気自動車(EV)を含む新エネルギー車の生産台数や携帯電話端末の出荷台数が増加しており、最終製品の回復が電子部品の出荷額増につながっているようだ。





品目別でみると、受動部品は同19%増の1871億円で、出荷額全体のうち約50%占める。中でも、電気を一時的に蓄えたり放出したりして回路のノイズを除去し、電圧を安定させるコンデンサーが同20%増の1310億円。また、コンデンサーと組み合わせて電流の波をなだらかにするインダクターも同27%増の325億円に伸びた。

自動車の電動化に伴い、車1台当たりに搭載するコンデンサーやインダクターの個数の増加が見込まれる。こうした中、中国汽車工業協会(CAAM)によると、中国国内の4月の新エネルギー車の生産台数は同35・9%増の87万台となった。

また、受動部品の搭載先の一つである携帯電話端末の出荷も回復している。中国情報通信研究院によると、中国国内の4月の出荷台数は同28・8%増の約2407万台だった。

※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ