ph01_A95Lソニーは、「QD-OLED」パネルを搭載したハイエンド・4K有機ELテレビ“A95Lシリーズ”を8月10日に発売する。価格はオープンとなっており、ラインナップと市場予想税込価格は以下の通り。

“A95Lシリーズ”
・65型 「XRJ-65A95L」 770,000円前後
・55型 「XRJ-55A95L」 605,000円前後

本シリーズは、2022年度のフラグシップ・4K有機ELテレビ “A95Kシリーズ” の後継機種であり、グローバルでは2023年度に登場しているモデルが国内でもリリースされる格好だ。

緻密に敷き詰めた青色有機ELと光波長変換の技術を用いて色純度の高い表現を実現する量子ドット技術を組み合わせた「OLED」パネルによる、高いコントラストを色鮮やかな映像表現を特徴としている。






ソニー独自の認知特性プロセッサー「XR」(2023年度版)を搭載。人の認知特性に基づく分析項目、映像のエリア毎の検出、それらの要素を横断的に解析することで映像に最適化を図る「XR Picture」と、サラウンドと定位感を向上させる「XR Sound」によって、自然で美しい映像と臨場感のあるサウンドで圧倒的な没入感を実現するという。

「XR OLED コントラスト プロ」では、有機ELパネルの特性と入力された映像信号を横断的に分析・処理し、パネル表面に温度分布を検知する温度センサーによって、緻密に温度予測し発光制御を行うことで、発光性能を最大限まで高め、従来の有機ELパネルより明るく、高コントラストな映像を実現する。

高色域技術として、認知特性プロセッサー「XR」による、多種多様な画質要素の横断的な処理と「QD-OLED」パネルが合わさることで、色再現領域を最大まで拡大し、色鮮やかな色表現を実現する「XR トリルミナス マックス」を搭載する。

新たに採用された「XR クリアイメージ」では、映像をゾーン分割し、合わせた動的フレームを分析、それらの情報を基に、ノイズ低減や動画のぼやけを最小限に抑える処理を施すことで、精細感を高めた映像表現を叶えるという。

ソニーとVODサービス会社との協業によって開発された、クリエイターの意図を忠実に再現する画質モード「Studio Calibrated」を新たに採用した。VODコンテンツの視聴の際、部屋環境に合わせて最適な画質に自動調整される機能となっている。

従来モデルから搭載されていた、VODサービスのNetflix視聴時に設定できる「Netflix画質モード」と、ソニー独自のコンテンツサービス「SONY PICTURES CORE」の視聴時にIMAX EnhancedやDTS:Xに自動で切り替わる「SONY PICTURES CORE画質モード」、そして新モデルから追加となった「Prime Video画質モード」を含めて、「Studio Calibrated」としている。

従来モデルから搭載されている「ECOメニュー」では、省電力設定や明るさセンサーの調整が手軽に操作できる仕様になっていたが、新しく消費電力をリアルタイムで可視化できるようになったほか、年次/月次/週次/日時で使用電力量を確認できるようになっている。

各モデルの消費電力(待機時)/外形寸法/質量(スタンド含む)は、XRJ-65A95Lは449W(0.5W)/1,443W×859H×339Dmm/24.9kg 、XRJ-55A95Lは353W(0.5W)/1,224W×737H×275Dmm/19kgとなる。スタンドは、高さを2段階で調整が可能な2Wayスタンドを付属しており、サウンドバーも置きやすい設置性を取り入れている。

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