おかげさまで通巻1500号。1989年のEYE・COM創刊から現在の週刊アスキー電子版まで。週アスを暖かく見守ってくださった読者の皆さん、本当にありがとうございます!
今年で週刊アスキーが、通算1500号刊行を果たしている。

その雑誌が同時代でリアルタイムに見てきた、近"IT年代史"を振り返っている。
パソコンOSの変化、ハード製品の栄枯盛衰、このたかだか30年でIT市場が激変してきたことがわかる。
その中で当サイトでwatchし続けているFPD(フラットパネルディスプレイ)も大きな役割を果たしてきた。

ノートパソコン、PCモニター、平面(って古臭い表現だが..)テレビ、スマートフォン、それらの全てにFPDは必要不可欠な役割を果たしてきた。

そして興味深いことに、そのFPDはグローバルの視点で極東地域 (JTKC...J:日本・T:台湾・K:韓国・C:中国)に限られて量産されている事実は、他の産業製品と比較して際立って異彩を放っている。
その中で、発祥国である日本の果たしてきた役割はとてつもなく大きなものがあった。

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今後、この極東縛りは解き放されてグローバルな広がりをみせるのか、製品自体がどのように変異していくのか、興味は尽きない。
産業としては生まれてからまだまだ40年程度、日本の役割もますます大事になっていくだろう。
これからの進化が楽しみだ。

液晶の歴史 (朝日選書)
T・スラッキン
朝日新聞出版
2011-08-10


有機ELのデバイス物理
安田 剛
丸善出版
2023-11-25