Fid1JRdUcAA3axM積水化学工業が、シャープの堺工場(堺市)の一部を取得する方向で検討していることが分かった。2019年に生産を停止した太陽電池の生産棟の設備を活用し、次世代の太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の生産拠点にするとみられる。

 ペロブスカイト太陽電池には、薄くて軽く曲げられるといった特性がある。建物の壁など幅広い場所に設置することができ、官民を挙げて需要創出や生産体制の整備を進めている。積水化学は25年の事業化を目指している。






シャープの太陽電池生産棟は、今年8月に生産停止したテレビ用大型液晶パネルの生産棟がある堺工場内に立地。10年に稼働したが、中国勢に押されて稼働を停止。16年7月には大阪市内から堺工場に本社を移転し、太陽電池生産棟の一部を本社として利用している。

 シャープは今年5月以降、業績悪化に伴い、工場など生産拠点の見直しを本格化。堺工場では、大型液晶パネルの生産設備のデータセンターへの転用などについて、ソフトバンクや、KDDIなどのグループと協議している。

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