ph02_SDK240ソニーは、“空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)” 「ELF-SR1」「ELF-SR2」のアップデート「SDK2.4.0」を10月29日にリリースする。

ELF-SR1は2020年10月、ELF-SR2は2023年6月にそれぞれ発売された、ソニーの空間再現ディスプレイ。特別なメガネやヘッドセットを使うことなく、高精細の3DCGを裸眼で見ることができることが特徴だ。ビジネスシーンにおいて、プロダクトデザインの立体的な確認のほか、ショールームや美術館などでのディスプレイ展示、店頭などでの立体サイネージといった導入が進んでいる。







高精細な3DCGの裸眼視聴を可能とした技術として、水平/垂直/奥行方向に関しても左右の目の位置をリアルタイムで把握する「リアルタイムセンシング技術」をはじめ、ユーザーの目の位置情報をもとに光源映像を生成する「リアルタイム映像生成アルゴリズム」、リアルタイムに生成した映像を左右の目に届ける「マイクロオプティカルレンズ」といった映像技術を採用している。

今回のアップデートでは、複数の空間再現ディスプレイを組み合わせ使用する「マルチディスプレイ設定」、定量的な効果測定を可能とする「視聴者ログ取得機能」に対応。加えて、アプリケーション対応を強化している。

「マルチディスプレイ設定」は、“より大画面で立体映像を見たい” という声を反映しているとのこと。人物など縦長のコンテンツに最適な「縦型」、ワイドに広がる建築物などのコンテンツに適した「横型」、最大約55型相当の画面表示で大きなオブジェクトと相性がよい「グリッド型」といった、3種類の展示が可能となった。

Read full article