(株)PQR<旧商号:(株)翔栄、TDB企業コード:220138688、資本金1億円、群馬県伊勢崎市三和町2718-3、代表清算人 堀川悟氏>は、3月10日に前橋地裁より特別清算開始命令を受けた。

 当社は、1982年(昭和57年)3月に設立。液晶タッチパネルや関連部品、ヘッドアップディスプレイなどの製造を手がけていた。主力得意先の大手電機メーカーが2002年頃に液晶パネル生産拠点を海外に移転した際、液晶タッチパネルの量産ラインを譲受し、自社で技術的改良を進めた。
カーナビゲーション向けディスプレイの受注が増加した2015年6月期には年売上高約110億円を計上していた。








 しかし、同タッチパネルの規格が新方式に移行するなか、外注利用などで対応するも受注は低迷。2023年3月期(決算期変更)の年売上高は約29億4100万円にとどまり、2期連続で大幅な赤字決算を強いられ、積極的な設備投資を目的として導入した金融機関からの借入金が年商を大きく上回っていた。
このようななか、リズム(株)(東証プライム、TDB企業コード:985856703)との間で2023年6月に事業譲渡契約を締結し、7月に同社の出資により新会社、リズム翔栄(株)(TDB企業コード:146065799)を設立して事業を承継。
当社は2024年12月31日、株主総会の決議により解散し、整理を進めるなかで今回の措置となった。

 負債は金融債務が中心で約52億円。

※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ