現在のOLEDパネルは、メタルマスクを用いて真空中で発光材料を蒸着させて量産している(蒸着方式)。一方、インクジェットによる印刷方式は、大気中で必要な部分のみに成膜ができるため、省エネ化と材料使用効率の向上が可能。また、マスクを用いずにパターニングできるため、パネル品種の切替え自由度も向上するとされる。
パナソニック プロジェクションエンジニアリングは、目詰まりを抑制し安定してインクを吐出するヘッド、乾燥ムラを抑制するワンパス印刷と表示ムラを抑制するピクセル間の印刷体積制御、そして印刷吐出タイミングを補正制御する技術をそれぞれ開発。
これら技術の融合させることで、メンテナンスフリーならびにムラフリーなインクジェットヘッドで、大画面・高精細パネルのワンパス印刷を実現する世界初の量産対応型産業用インクジェット装置を開発した。
開発した技術は、2017年に204ppi有機ELパネル(21.6インチ4K)の世界初の量産に貢献。今後はμLEDディスプレイなどの次世代ディスプレイの量産適用も期待されているという。
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