大手電機メーカーの「シャープ」は、中小型の液晶パネルを生産していた三重工場の一部を香川県の電子部品メーカーに売却したと発表しました。

発表によりますとシャープは2015年に中小型液晶パネルの生産を停止した三重県多気町の三重第1工場について、香川県に本社がある電子部品メーカーの「アオイ電子」に建物を売却する契約を結んだということです。

売却額は非公表としています。






契約の締結を受けてアオイ電子は、再来年度中に最新の半導体関連の生産設備の本格稼働を目指すとしていて、シャープから技術的な支援も受けながら量産体制を構築したいとしています。

さらに隣接するシャープの三重第2工場の取得も検討していることを明らかにしました。

一方、経営の立て直しを進めるシャープは大阪・堺市の工場について、ソフトバンクに対しては大型液晶パネルの生産拠点だった土地や建物の一部を売却したほか、大手化学メーカーの積水化学工業には本社工場の建物や設備を売却しています。

さらに通信大手のKDDIとの間でも土地や建物の売却に向けた協議をしていて、資産の売却などによる事業構造の転換を加速させています。

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