
門司税関によると、管内の半導体等製造装置の輸出額が2024年に前年比19.5%増の9371億円となり過去最高を記録した。
全国における半導体等製造装置の輸出額も、24年は前年比27.2%増の4兆4962億円と過去最高。門司税関管内の輸出額は全国で2割のシェアを占めている。
門司税関管内における24年の品目別シェアは、第1位が半導体製造装置で82.3%、第2位がFPD製造装置で7.9%。17年に半導体製造用が急増して以降、常に半導体等製造装置の中で最大の品目となっており、直近2年は8割を超えている。
管内における24年の国別シェアは、第1位が韓国で44.9%、第2位が中国で44.6%となっており、この2ヵ国で管内の約9割を占める。
中国は22年以降3年連続で増加しており、特に23年、24年と過去最高を記録。
これは、22年10月にアメリカが先端半導体用の製造装置の対中輸出管理を強化したこと、23年7月に日本、同9月にオランダも同製品の輸出管理を厳格化したことから、これら輸出管理の対象となっていない半導体製造装置の輸入(中国向け輸出)が増加した可能性が考えられる。
なお、半導体製造装置の業界によると、今後、中国以外の国・地域の投資が増加することもあり、中国向けの輸出比率は、相対的に減少すると予測されている。

下関港および博多港のシェアが高いのは、主要な輸出国である韓国、中国への定期フェリーが就航しており、近距離輸送におけるコストと定時性に優れていることが要因と考えられる。
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