
98X11Kは、2024年に発売された量子ドットMini LED搭載モデル “X955シリーズ” の後継にあたる同ブランドのフラグシップ4K液晶テレビ。独自の「CrystGlow HVAパネル」を搭載、「プレサイスローカルディミング」による14112分割のエリア制御によって、HDRピーク輝度は6500nits、ネイティブコントラスト比は7000:1を達成。明部の階調表現や、より自然なコントラスト描写を実現したとアピールする。
液晶パネルは自社開発の「HVAスクリーン技術」を用いたCrystGlow HVAパネルを採用。蝶の羽のように配列された液晶分子を電界に対して垂直に並べることで、光の遮断性能を向上させて高コントラスト比を実現した。加えてリフレッシュレート/応答速度の向上や、広視野角にも寄与するとしている。

また、バックライトをピクセルレベルで制御して、隣り合うバックライト同士の光の干渉を最小化する新技術「プレサイスローカルディミング」、ならびに後述する独自の高画質技術を多数組み合わせた「全領域ハロー制御テクノロジー」によって、映像内の明るい部分の周囲で光がにじんだように見える「ハロー減少」を抑制。これにより、従来のゾーン制御と比較してより自然なコントラストを実現するとしている。
発光モジュールは2024年モデルと比べて明るさが53.8%、エネルギー効率が10%増加した「高輝度ライトエミッティングチップ」を新採用。チップが発光する光は、34件の特許技術を活用して自社開発した「超高密度マイクロレンズ」によって成形することで、調光ゾーンの明るさを均一に保つことができる。
フラグシップモデルである98X11Kはさらにその効果を高める「スーパーマイクロOD」技術も投入する。レンズとパネル間の距離を短くすることで、光の拡散を防止してより鮮明な映像を実現するほか、本体の奥行きを29.9㎜まで薄型化することを実現した。
ほか、明暗のディテールを強化した新しい「DLBアルゴリズム」、応答速度を高めてゴーストを低減させる「トランジェントレスポンス」、10億段階以上の微細調光を行う「マルチモーダル16ビット精密制御」といった制御技術も搭載。明部周辺のにじみや残像感を低減して、より鮮明な映像の描写を可能にするという。
加えて、量子ドットはカラフルな量子結晶素材を採用してアップグレードを施した。DCI-P3を98%カバーする広色域化を実現するほか、複合ナノダイヤモンド構造と多層共押し出し精密加工によって安定性を高め、長寿命を確保する。また、バイオニックカラー最適化技術と組み合わせることでシーンカラーの表示効果を強化している。
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