11_mainNHK放送技術研究所は、5月29日(木)から6月1日(日)まで、最新の研究開発成果を一般公開するイベント「技研公開2025」を開催する。

本稿では、伸縮可能なフルカラーディスプレイや、広視野撮影を目指した湾曲イメージセンサーなど、「フロンティアサイエンス」領域の展示内容を紹介する。





「自由な曲面を可能にするディフォーマブルディスプレイ」として展示されていたのが、ゴム基板上に液体金属配線によってLEDを搭載したフルカラーディスプレイ。アクリル性ゴム素材の基板の中に液体金属を封入(印刷形成)することで配線しており、基板を伸ばして配線が細く長くなってもそれに追従して形を変え、断線することなくLEDを駆動できる。

ハンカチのように折りたたんだり、さまざまな方向に曲げたり伸ばしたりできるため、長期的には車の内部など曲面を持つ物体に貼り付けたり、ウェアラブルデバイスとして身につけられるディスプレイデバイスを想定して開発が進められている。

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