202506041657_3.jpg_17490238205月20日に得意とするMini LED液晶テレビの新製品を発売したTCL JAPAN ELECTRONICS(以下、TCL)。この数年でテレビの販売台数シェアは大きくアップしているが、まだメーカーとしての認知度は決して高いとはいえない。同社の蒋賛代表取締役社長に今後の展開などを聞いた。

家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で、TCLの液晶テレビ全体における販売台数シェアは2021年が5.3%だったが、23年には9.8%と伸長し、24年は10.6%と全体の1割を超えた。直近の25年1~4月のシェアも11.1%と上昇基調で推移している。








 以前は主に中小型タイプでシェアを獲得していたが、このところ55V型以上でもシェアは上昇。21年の2.3%が23年には6.2%となり、24年には1割目前の9.8%。直近の25年1~4月では1割を突破して10.6%となり、大画面テレビでの存在感も高まっている。

 TCLが中国のメーカーであることは何となく知っている。おそらく、このような認識が多いのではないだろうか。改めて、TCLとはどのようなメーカーなのか。

 5月20日に発売したMini LED 液晶テレビの発表会で登壇したTCLの蒋賛社長は、グローバル企業としてのTCL(以下、TCLグループ)について説明した。引用して紹介しよう。

Read full article