0025062025000000-2クラレは25日、液晶ディスプレーの偏光フィルムの原料となる光学用ポバールフィルムの生産能力を約13%引き上げると発表した。投資額は200億円規模とみられる。テレビの大型化を受け、より幅の広いフィルムの生産設備を導入し需要増に対応する。2027年12月の稼働開始を目指す。





愛媛県西条市の西条事業所に生産設備を増強する。年間生産能力は3800万平方メートルで、従来設備と合わせると3億3400万平方メートルになる。従来設備では5メートル幅のフィルムを主に生産していたが、さらに幅広のフィルムを製造する技術を確立した。

中国勢の台頭で日本の液晶パネル業界では撤退や縮小の動きが大きい一方で、光学用ポバールフィルムは同社と三菱ケミカルグループの2社が強みを持つ。三菱ケミカルも24年に生産能力増強を発表している。

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