
6月上旬、中国・広東省にあるTCL CSOT工場とTCL本社を巡るメディアツアーに参加し、パネル・テレビ開発に携わるメンバーや事業責任者らから新製品や日本市場での今後の戦略などについて話を聞くことができた。その模様を全3回にわたって取り上げる。
今回は、TCL CSOTの工場見学に続くインタビュー編となる。
TCL CSOT技術企画センターでセンター長を務める周(シュウ)氏のほか、TV・業務用ディスプレイ、そしてLEDディスプレイの開発責任者らが合同インタビューに応じてくれた。現在、日本のテレビメーカーと次世代パネルを共同で開発していることや、引き続き印刷式OLEDテレビの量産に向けて開発を進めていることなど、興味深い話を聞くことができた。
――他社と比べ、TCL CSOTの強みはどこにあると考えているか。
周氏(以下敬称略):我々は液晶から有機ELまで、あらゆる技術とパネルをソリューションとして提供できることが強みであると考えています。
液晶と一言で言っても、独自のHVAパネルからIPS方式も含めた様々な種類のパネルを量産することができます。もちろん全ての技術を把握することも大切ですが、何よりも“消費者の目線”や“市場環境”を分析しながら商品ラインナップを増やし、様々な選択・提案をできるような体制にすることが重要だと考えています。
有機ELに関しては、一般的な蒸着方式と、我々が量産を開始した印刷方式があります。スマートフォンなどの小型は蒸着が主流ですが、中小型、そして将来は大型でも印刷方式が生かせると思っています。
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液晶と一言で言っても、独自のHVAパネルからIPS方式も含めた様々な種類のパネルを量産することができます。もちろん全ての技術を把握することも大切ですが、何よりも“消費者の目線”や“市場環境”を分析しながら商品ラインナップを増やし、様々な選択・提案をできるような体制にすることが重要だと考えています。
有機ELに関しては、一般的な蒸着方式と、我々が量産を開始した印刷方式があります。スマートフォンなどの小型は蒸着が主流ですが、中小型、そして将来は大型でも印刷方式が生かせると思っています。
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