
■ 1回の充電で1,000kmのアシスト走行が可能になる電動アシストシステム
太陽誘電のブースでは、最新の回生電動アシストシステム「FEREMO(フェリモ)」が展示されていた。同システムは名前の通り、バッテリーの「回生充電」に対応している。
ペダルで漕ぐのを停止したりブレーキをかけた時、回生充電できる電動アシスト自転車自体は以前から製品化されていた。実際、同社とブリヂストンが共同開発した電動アシスト自転車が、「DUAL DRIVE」というシリーズで販売されている。停止時など、無駄に放出される運動エネルギーを使って発電することで、アシスト可能な距離を伸ばすという画期的なシステムにも思えるが、実際にはいまひとつ普及していない。
普及していない理由を、同社の解説員は個人的な見解として「回生充電中に異音がする」ことと「価格が高いわりに発電量が少なかった」という点を挙げた。だが開発中の新型フェリモは、異音を減らしつつ、充電効率を飛躍的に上げることを実現したという。ちなみに価格は、回生充電機能のないものよりも高い点は変わらない。

開発中の新型フェリモに関して、公表されているスペックによると、1回の充電で最大1,000kmの電動アシスト走行が可能だとする。例えば、毎日片道5kmで往復10kmの道のりを通勤・通学している場合でも、バッテリーを自宅で充電する回数は年に3〜4回だけで済むということ。
これだけでも凄いが、おもしろいのはペダル停止時やブレーキ時だけでなく、常に発電する「スマート発電モード」を搭載していること。もちろん同モードに設定した場合には、発電するために余計な負荷がかかるため、アシスト走行よりも疲れるのだが、前述の解説員は「下り坂が多い道のりだったり、もしくはフィットネス感覚で使っていただけると思います」と語る。

「スマート発電モード」は、3段階で負荷、つまり発電量を切り替えられる。最も負荷が大きい発電モード3では、600m弱で10Whの発電が可能。おおむねスマートフォン1台を満充電できる発電量だ。
また同社は、バッテリーと組み合わせることで、USB Type-A出力を可能にする「USBアダプタ」を発売する予定。停電などの災害時であれば、自転車で移動した時に作った電気で、スマートフォンやLEDライトなどへ給電できるのだ。
なお「スマート発電モード」を搭載する新型の「FEREMO」は、来年2026年の1月に丸石サイクルから発売されるという。今後、同システムを採用するメーカーが増えていくことを期待したい。
■ 本当にどこにでも連れていけそうなサイズのシャープのロボット「ポケとも」

シャープのブースでは、11月から発売される対話AIキャラクター「ポケとも」が出展され、話題を集めていた。「ポケとも」は、身長が約12cmで重さは約200gのポケットサイズ。本体価格はオープンで、市場想定価格は39,600円前後。別途月額利用サービス(月額495円または990円)への加入が必要だ。
実際に持ってみると、一般的なぬいぐるみのような感触。会話時には左右の手をちょこちょこと動かしたり、首を少し上下に振ったりしながら話す。
同社の説明員の話によれば、月額利用料金を必要とするのは、ChatGPT 4-oを使っているためだという。「こんにちは」と話しかけて、応答があるまでを1ターンとし、1回の会話としてカウント。月額495円のプランでは400回、同990円プランでは800回の会話が可能。会話回数の設定は、同社が2016年から販売している「RoBoHoN(ロボホン)」から得られた知見によるもの。ロボホンの場合は、ユーザーのひと月の会話数が、だいたい400回で収まっているという。
初期設定にはスマートフォンの専用アプリが必要。だが設定後は、Wi-Fiに接続されている限り、ポケとも本体のみで会話可能だという。
会話や過ごした時間を記憶し、ユーザーのことを理解していき、パートナーとして成長していくため、一緒に過ごせば過ごすほど愛着が湧きそうだ。また、今回のミーアキャットをモチーフにした本体は「第1弾」としている。今度、どんなキャラクターが増えていくのかも楽しみだ。

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