October 31, 2025
日本精機:ヘッドアップディスプレイで世界的、株価2.5倍めど、配当4%超は魅力的
日本精機の時価総額は、意欲的な中期経営計画の後の成長加速ステージを織り込めば、PER15倍で2,500億円に達する。現状の時価総額は1,043億円であり、約2.5倍の水準だ。また、足もと配当利回りで4.5%に迫り、キャピタルゲイン、インカムゲインともに魅力的な水準に見える。
なお、同社は車載計器やHUD(ヘッドアップディスプレイ)を主力とする自動車部品メーカーであり、二輪車・四輪車用計器に加え、樹脂コンパウンドや民生機器部品など多角的に事業を展開している。特にHUDは世界首位となる約30%のシェアを獲得しており、国内外の自動車メーカーにおける先進運転支援システムの普及とともに継続的に需要が拡大している。売上の約8割を占める車載部品事業は同社の収益基盤であり、四輪車用計器に加えて成長余地の大きいHUDの拡販が進められている。
同社の強みは、第一に二輪・四輪の幅広い計器事業で世界的なシェアを獲得していることである。特に二輪用計器は世界トップシェアの約30%を誇り、四輪用メーターも世界シェア4位の約10%を獲得している。
特に近年はアジア市場の二輪用計器需要が底堅く、インド市場を中心に拡販を継続している。第二にHUD事業の技術優位性であり、表示性能や安全性、耐久性を重視する自動車メーカーの要求に応えながら、開発から販売までの一貫した体制を黎明期から培ってきた。HUDは今後のEVシフトなどの潮流の中でも需要が高まる技術であり、今後の高付加価値製品としての成長が期待される。
2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上収益76,224百万円(前年同期比0.2%減)、営業利益1,522百万円(同30.2%減)となった。二輪車用計器はインドやASEAN向けを中心に堅調であったが、米国市場での関税の影響による四輪車販売減少や中国における欧州車・日本車の販売不振および為替影響が響き、全体では微減収に留まった。特に欧州向けHUDにおいては新機種販売のための既存機種の値下げが業績を圧迫したが、減益は一過性のものであり、今後の新機種販売で回収される見込みである。一方、国内・アジア向けの売上は好調であり、特にインド・ASEAN向け二輪用計器の売上は大きく伸長した。
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