
「確かに販売台数が増加しているのが目に見えます。もともと割引行事は11日までですが反応が良くてもう少し延長する計画もあります」(シャオミコリア関係者)
慶州(キョンジュ)で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が終わり1週間過ぎたが、産業界に及ぼす影響は現在進行形だ。表向きは外交の場だった今回のAPEC会議場の水面下では各国の技術プライドをかけたスマートフォン戦争が広がっていた。
APEC参加に向け訪韓した中国の習近平国家主席は2日、李在明(イ・ジェミョン)大統領との首脳会談を記念して文房四宝セットとともに昨年発売されたシャオミのスマホ製品2台をプレゼントした。シャオミは中国1位のスマートフォンメーカーだ。表向きは「スマートフォンに使われるディスプレーは韓国製品(サムスンディスプレー)」としながら韓中の企業協力を強調したが、本心では自国を代表するスマートフォンを直接見せて世界的な舞台での広報効果を狙ったと分析される。この時李大統領が「通信セキュリティはしっかりしているのか」冗談を投げかけると、習主席が「バックドアがあるか一度確認してみてください」と答えて話題になった。
習主席が渡した製品はドイツのカメラブランドのライカと協力して開発されたモデルで、「スマートフォンとデジタルカメラの境界を崩した製品」と評価される。製品に装着できる「フォトグラフィキットレジェンドエディション」を使えばスマートフォンでもカメラのように使用できるのが特徴だ。9月に最新モデル「シャオミ17」シリーズを公開したが、この製品は海外で発売されておらずシャオミ15ウルトラが選ばれたという。
「習主席効果」は実際の市場反応につながっている。シャオミコリア関係者は「以前から割引行事を進めていたが習主席のプレゼントが話題になり広報がうまくいった。具体的な数値は公開しにくいが、問い合わせと製品販売が確実に増えた」と話した。韓国では16ギガバイトメモリーと512ギガバイトストレージを搭載したモデルが169万9000ウォンで発売されたが現在は12%引き下げられた149万9000ウォンで販売中だ。
1月に韓国に法人を設立し本格的な勢力拡張に乗り出していたシャオミコリアはこの機を逃さず製品説明資料を配布するなど広報レベルを高めている。
これに対し韓国側ではサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長が「ギャラクシー守護者」として登場した。彼は先月30日にエヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)との会合でiPhoneを牽制するような発言を投げかた。李会長はフアンCEOとのチキン店での会合で隣席のお客がiPhoneを持って写真を要請すると「ギャラクシーを持ってこなければだめです」とジョークを言った。その後のイベントの舞台でも観客を見た後「ところでなぜこんなにiPhoneが多いのですか」というきわどいジョークを投げかけた。
単純なジョークで片付けるにはその中に含まれた意味は軽くない。1990年半ばから2000年代初めに生まれたZ世代がiPhoneを好みギャラクシーフォンは中高年層が多く使うというイメージが固まっているからだ。8月に発表された韓国ギャラップのスマートフォン関連調査で、韓国の10~20代のスマートフォンユーザーの60%がiPhoneを使っていることが明らかになった。サムスン電子は若い世代の攻略に努めている。今年超スリムモデルの「ギャラクシーエッジ」を新たに出したのもiPhoneに対抗するためのサムスン電子の勝負だった。
サムスンは今回のAPEC展示場でスマートフォン技術力誇示にも熱を上げた。年内発売を前にして3つ折りスマホの実物を初めて公開したこと。これまでの2つ折りより進化し、画面を広げれば10インチ台の大画面を楽しめるものとみられる。
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