NTT、世界最薄液晶層の「透過型メタサーフェスデバイス」を開発し、電波の可変制御に成功水冷(液冷)設備が目白押し。重いAIサーバーを高く持ち上げるための電動リフト実機デモも

March 31, 2026

「先進後工程はすごい市場になる」…ブイ・テクノロジーが照準、29年3月期に売上高1000億円へ

52d548fc51a0ブイ・テクノロジーは2029年3月期に売上高1000億円、営業利益200億円を目指す中期経営計画が進行中だ。ここまでフラットパネルディスプレー(FPD)製造装置で成長してきたが、半導体に事業の軸足を移す。成長市場として狙いを定めるのがアドバンスドパッケージ(先進後工程)だ。27年ごろにも始まる見込みの後工程請負業(OSAT)による量産投資の開始が飛躍の足がかりになる。

「先進後工程はすごい市場になる」。杉本重人社長はこう期待を示す。3月には先進後工程に注力するため、新組織を立ち上げた。杉本社長は「人員も強化していく」と強調する。

先進後工程は現在、AI(人工知能)向け半導体で需要が急増する技術だ。具体的には複数のプロセッサーとメモリーをインターポーザーという中間基板で密接に接続する。AI半導体を手がける米エヌビディアなどが同技術を多用することで知られる。








今後、インターポーザーは大型化の方向へ進む。現在はシリコンウエハーを使ってインターポーザーを作るが、一度に取れる数に限界がある。そこで樹脂などの四角形の材料を使うパネルレベルパッケージ(PLP)への移行が模索される。PLPでは500ミリ×500ミリメートルや600ミリ×600ミリメートルなどに大型化し、300ミリメートルウエハーを使うシリコンインターポーザーよりもコスト性に優れる。このほかAI半導体では、インターポーザーの下に形成するサブストレート(半導体パッケージ基板)の微細化も進む。

ブイ・テクノロジーはサブストレートとPLPの一種である有機再配線層(RDL)インターポーザーの2軸を成長市場に捉える。

すでにサブストレート向けに装置納入がある。杉本社長は「AI向けは解像度も違ってくる。細かく対応しながら、サブストレートのビジネスは全てやりたい」と力を込める。

飛躍のカギはRDLインターポーザーだ。半導体受託製造(ファウンドリー)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は300ミリ×300ミリメートルの実用化を進めている。だが、台湾のOSATでは基板をより大型化する。27年ごろにも量産を始めるとみられ、ブイ・テクノロジーは26年中にパイロットラインへの装置納入を目指す。これまでFPDで培ったダイレクトイメージング(DI)露光装置とパッケージ向けのプローブカードも開発を進めており、「(インターポーザーの)大型化でのチャンスは大きい」(杉本社長)と話す。

また現在、先進後工程のメッカ(中心地)は台湾だが、中国も重要な市場だ。回路微細化では米国の規制もあり、日米欧の先端製造装置へのアクセスを制限され続けている。このため、半導体を多く接続することで計算能力を担保できる先進後工程は中国の半導体にとって、逆転の切り札になる。ブイ・テクノロジーは中国向けの事業も強く、この点も注目される。

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NTT、世界最薄液晶層の「透過型メタサーフェスデバイス」を開発し、電波の可変制御に成功水冷(液冷)設備が目白押し。重いAIサーバーを高く持ち上げるための電動リフト実機デモも