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June 09, 2026

劣化せず、燃えず、ほぼ永久の液体バッテリー。世界最大の「レドックスフロー電池」建設中

「古くて新しい」技術が、電力の未来を変えていく。

太陽光や風力を使う再生可能エネルギー(再エネ)の最大の弱点は、天候に左右されること。いろいろな方法でこの弱点を補おうとする動きが進む中、あるバッテリー技術が注目を集めています。

その名は「レドックスフロー電池」。スイスでは現在、"世界最強クラス"とも呼ばれる巨大蓄電システムが建設中とのこと。

あまり聞き慣れない名前ですが、実は日本でも国産技術として着実に普及が進んでいる有望な技術なんです。

スマートフォンを2年も使っていると、バッテリーの持ちが悪くなってきますよね。あれは中に入っているリチウムイオン電池が、充放電のたびに少しずつボロボロになっていくからです。固体の電極材料が変形・劣化していくのですね。

今回取り上げるレドックスフロー電池は、そもそも構造が根本的に違います。仕組みを大雑把に言うと、2種類の液体をポンプで循環させながら、中央の膜を通じてイオンをやり取りし、電気を出し入れします。

電気を「固体」に蓄えるのではなく、大きなタンクに入った液体(電解液)に蓄えるのが特徴です。







電解液の75%は水でできており、燃えず爆発もしませんから安全な素材。ほぼ無制限に拡張でき、リサイクルも可能です。

電極や電解液の劣化がほとんどなく長寿命ということもあり、電力系統を担う蓄電池には適した特性を持っています。

再エネの「作れる量が天候で変わる」という宿命に立ち向かうには、余った電気を貯めておき、必要なときに取り出せる「大型蓄電池」の存在が欠かせません。

そこでレドックスフロー電池の出番というわけです。

この技術への期待は、数字にも表れています。富士経済の調査によると、レドックスフロー電池の世界市場は2024年に前年比5.4倍の2460億円規模に達する見込みです。業務・産業用や電力系統、再エネ発電所での導入が急増しており、中国での普及が特に市場拡大を牽引しています。

さらに2040年には、2023年比で約36倍にあたる1兆6252億円規模まで成長すると予測されています。

今後は「短時間の電力調整にはリチウムイオン電池、計画的な長時間の充放電にはレドックスフロー電池」という形で使い分けが進むと見られており、北米やオーストラリア、そして日本でも導入が広がっています。

※記事の出典元はツイッターで確認できます⇒コチラ



return_to_forever at 11:39│Comments(0)B_電池・燃料電池 | D_製品開発

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