return_to_forever

Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

M_製造管理

9 Feb

【韓国報道】韓国企業、日本から全量輸入に頼っていた有機EL用ファインメタルマスクF国産化

韓国企業のプンウォン精密が日本製品が独占していた有機EL(OLED)用ファインメタルマスク(FMM)を開発した。

韓国メディア「電子新聞」によると、プンウォン精密は第6世代の半分サイズ(第6世代ハーフ、6GH)有機EL用FMM技術検証に通過して、来月初めにも物量を供給すると6日、明らかにした。6GHは第6世代有機EL基板を半分にカットしたパネルで、スマートフォンなどモバイル用ディスプレイを作ることができる。有機EL用FMMは大日本印刷(DNP)が韓国に独占的に供給してきた。市場規模は5000億ウォン(約480億円)以上と推定される。





続きを読む »
14 Jun

シーメンス、「未来の工場」変幻自在 生産性が14倍に

siemensデジタル分野を強化してきた独シーメンスの戦略が新局面に入ってきた。デジタル技術を駆使し、生産ラインの姿を柔軟に変えられる「未来の工場」をつくる。新型コロナウイルスで産業界が変革期に入るのを契機に、システムを外販する。産業分野に攻め込むアマゾン・ドット・コムなど米IT(情報技術)大手との競争も本格化する。

1847年創業のシーメンスは電気通信設備に端を発し、日本初の水力発電設備やレントゲン装置を納入するなど日本の近代化とのつながりも深い。鉄道車両や発電設備などで高い世界シェアを誇る同社が、近年経営資源を注いできたのが工場のデジタル化の分野だ。

独南部シュツットガルト。2019年9月に量産が始まった独ポルシェの新しい電気自動車(EV)「タイカン」の工場には、従来の組み立てで当たり前のベルトコンベヤーがない。





続きを読む »
7 Dec

2019年ディスプレイ市場のカギ握る「ライン転換」

foxconn工員
調査会社の英IHS Markitが2018年7月に発表した試算では、液晶パネルメーカーが現在の計画のまま工場の新増設を続けると、液晶ディスプレイの需給ギャップは18年の12%から21年には23%に拡大してしまい、大幅な供給過剰に陥るとみられている。すでに量産稼働し、段階的に生産を増やしている中国BOEに続き、19年初頭には中国CSOTも10.5世代(2940×3370mm)マザーガラスを用いた液晶パネル新工場を稼働させると見込まれ、需要の伸びを大きく上回る供給能力が上積みされるためだ。
 こうした供給過剰を回避する方法は、液晶パネルメーカーが工場稼働率を大きく落として生産調整を実施するか、あるいは、古くなった液晶工場を閉鎖して生産能力を削減するかのどちらかしか選択肢はない。だが、前者の可能性は低い。シェア拡大を目指す中国メーカーが稼働率を下げるとは思えず、AUOをはじめとする台湾パネルメーカーもいまだ90%以上の高い稼働率を維持したままだ。


続きを読む »
5 Sep

サムスン半導体工場で炭酸ガス漏れ、3人死傷

4日午後1時55分ごろ、京畿道竜仁市にあるサムスン電子の半導体工場(器興事業場)で二酸化炭素(炭酸ガス)が漏出し、協力会社の社員1人が死亡、2人が意識不明となっている。
 事故があったのは器興事業場地下1階にある火災鎮火設備の炭酸ガス密集エリアで、協力会社の社員3人が倒れた。サムスン電子の自社消防隊が出動し、3人を病院に搬送したが、1人が死亡、2人は意識が戻っていない。



続きを読む »
14 Apr

受動部品不足、受託生産断絶の危機

抵抗器、コンデンサーといった受動部品は、スマートフォン1台、ノートパソコン1台当たり600~1,200個が使用される。コスト面では部品全体に占める割合は2%以下にすぎないが、1個欠けても生産に支障が出る。

 受動部品は2010年の値上げによって市場が長期低迷した結果、多くのメーカーが生産を抑制。16年にはTDKが汎用の積層セラミックコンデンサー(MLCC)から撤退した。  こうした中、17年前後より携帯電話の第3世代移動通信(3G)から4Gへの移行、カーエレクトロニクスの高度化、仮想通貨の採掘(マイニング)装置、モノのインターネット(IoT)など新たな分野が盛り上がりを見せたことで受動部品の需要が一挙に拡大。

村田製作所や京セラなどの大手が、コスト要因から一部の汎用製品の減産、生産停止を決めたこともあり、供給逼迫(ひっぱく)と価格高騰が進んだ。台湾最大手の国巨(ヤゲオ)は昨年より、断続的に製品の値上げを行っている。



続きを読む »
21 Dec

熱圧着プロセスを10分の1に短縮、新しい実装技術

日立化成は、東京ビッグサイトで開催した「SEMICON Japan 2017」(2017年12月13~15日)で、TCB(Thermal Compression Bonding:熱圧着)プロセスにかかる時間を短縮する実装技術を提案した。

 現状のTCBプロセスは、位置合わせ、熱圧着、冷却というステップで行われているが、チップを1個ずつ圧着している上に、処理時間が長いので、全体としてかなり時間がかかる工程になっている。日立化成によれば、処理時間の平均は1チップ当たり約20秒だという。



続きを読む »
8 Mar

有機ELディスプレー、安定量産なお課題

2017年はディスプレー産業の転換点となる。スマートフォン(スマホ)の技術革新をけん引してきた米アップルがiPhoneに有機ELディスプレーを採用。出荷台数を伸ばす中国勢も追従する。スマホ用有機ELディスプレーを独占供給する韓国サムスン電子は16年から約1兆円を投じて生産能力を拡充する。製造装置メーカーも増産に動いている。

 有機ELディスプレーはスマホ用はサムスン、テレビ用はLGディスプレーと韓国勢が先行。さらにシャープを買収した台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業グループや中国勢も相次ぎ有機ELディスプレーの巨額投資を表明している。

続きを読む »
18 Feb

[更新] 液晶(LCD)・有機EL(OLED)パネル工場の世代名称定義・一覧表

[更新]
・新定義"G8.6"の追加 (2017/2/18)


液晶パネル・有機EL工場の世代名称の定義は生産に使われるガラスの寸法で決められています。 ただ厳密な定義ではなく業界内で誰かが言いだしそして広まり公知になっていくという流れです。

ガラス寸法はどのような画面サイズの製品を何枚作り出すかという計算から設定されます。
しかしまずそのサイズのガラスが量産性を満たして作れるのかというのが問題になります。(ガラスの特性製法)
さらにそのガラスサイズに対応する量産装置が作れるのかどうかも大きな決定要因です。
これらの要素を全て勘案した経済合理性から決められます。

当然ですが大事なのはあくまでもガラスサイズであり世代名称ではありません。

最近では中国メーカーがG11と言っている工場は、従来既に広まっていた表現ではG10.5と言っていたサイズです。 ニュース価値として聞こえがいいということで、多分中国メーカーはG11と言っていると思いますが、当サイトでは事実に基づいて G10.5としておきます。

また英語では世代=Generationであることから、略してG8(または8G)等の表現が使われています。

下表に一覧を示しました。
当初のG1工場と比べますと最新のG10.5工場のガラスサイズは実に77倍となりました。
またシャープ堺のG10からG10.5まで進むのに実に9年かかる見通しです。この変化の遅さはいかにG10が業界を先どりした(し過ぎた?)ものだったか分かると思います。





続きを読む »
10 Dec

大型液晶パネル製造用の新型KrFエキシマレーザー=ギガフォトン

半導体露光用エキシマレーザー大手のギガフォトン(栃木県小山市)は、大型液晶パネルの製造向け新型KrF(フッ化クリプトン)エキシマレーザーの開発に成功したと発表した。
新型レーザーは、半導体リソグラフィー用エキシマレーザーを応用した「ギガネックス(GIGANEX)シリーズ」の1つで、液晶パネル製造のアニール工程に使用される。600Wの高出力で、大型パネルの高画質化という需要に応えていく。来夏に量産機の出荷を目指す。



18 May

有機ELへの期待は高すぎないか?「某社の罠」(鴻海会長)

00kokai1_2
有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)パネルへの期待は過剰ではないか―。米アップルが「iPhone(アイフォーン)」への採用方針を決めたことで盛り上がる有機EL。だが量産には巨額の投資が必要になるだけに慎重な声が出始め、既存の液晶パネルの優位性を訴える意見も目立つ。一方、有機ELはデザインの自由度が高い優位点もある。
12日のJDIの決算説明会。本間充会長兼最高経営責任者(CEO)は有機ELパネルについて「市場がどうなるか分からない。状況を見極めて徐々に投資する」と慎重な姿勢をみせた。  「なぜ多くの人がこれほど有機ELパネルを推すのか?(有機ELを推す)某社の罠(わな)ではないか」―。シャープの買収を決めた台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘会長は過激な表現で有機ELへの期待の大きさに疑問を投げかける。


続きを読む »
2 Mar

液晶パネル後工程の省人化

中小型TFT液晶パネル(TFT-LCD)の生産は、アレイ基板投入から液晶封入までを前工程、個片カットからバックライト組み付けまでを後工程とするケースが一般的である。
前工程は露光装置など大規模な設備投資を必要とするが、基本的に全自動で生産が行われ、オペレータや検査工程以外の人員を必要としない。
一方、後工程は偏光板貼り付け、FPC貼り付け、バックライト組み付けなど多くの人員を必要とするため、生産拠点のほとんどが中国に集中していた。



続きを読む »
27 Jul

ジャパンディスプレイ、フィリピン クラークで生産拡大

中小型液晶パネルの専業会社ジャパンディスプレイ(東京都港区)は、スマートフォンなどに使用される液晶ディスプレー(LCD)モジュールを生産する現地法人、ナノックス・フィリピンの事業を拡大する。
23日付マニラブレティンによると、パンパンガ州クラーク自由港内で操業するナノックス・フィリピンは、クラーク開発公社(CDC)、クラーク国際空港公社(CIAC)と用地の追加取得で覚書を結んだ。新たに6万平方メートル以上を25年間使用し、1,000人以上を雇用する。



続きを読む »
2 Jun

キヤノントッキ、成膜速度を2倍に高めた電子デバイス向けスパッタ技術を開発

sputter2015キヤノントッキは、電子デバイス向けスパッタリング装置向けに、従来の円筒カソードと比較し、膜厚均一性を3ポイント向上となる±2.1%に向上させるとともに、成膜速度を2倍に高めることを可能とするスパッタリングシステム「RR(Reactive Rotary-cathode:通称、ダブルアール)システム」を開発したと発表した。

同システムは、従来のスパッタリング装置に複数の小型円筒カソードを配置し、反応性スパッタリング技術と融合させた独自技術であり、これを搭載することで、膜厚均一性の向上や高速成膜を実現した。

にほんブログ村 ニュースブログ ITニュースへ
にほんブログ村


続きを読む »
11 Feb

UL Japan、本社安全試験所がCB試験所に認定

UL Japanは2月3日、本社安全試験所(三重県)がLEDなど照明関連製品のCB(認証機関)試験所に認定されたと発表した。これまで、IEC 62471(光生物学的安全性)の評価・試験を行ってきた。
にほんブログ村 ニュースブログ ITニュースへ
にほんブログ村


続きを読む »

当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

3.用語辞典(技術・ビジネス・企業)
管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
掲載年月から記事を探す



アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:



[FPD関連本] ・フラットパネル資料館


電子ディスプレーメーカー計画総覧(2018年度版)


















カテゴリーごと記事
記事掲載の写真
  • 【液晶パネル】パネルのBOEとTIANMA、米国防総省のブラックリスト入りか 台湾報道
  • テレビ用液晶パネル、2カ月連続で下落 8月大口
  • [韓国報道]時価総額トップ 台湾はTSMCにシフト、韓国は25年連続でサムスン…新興国と比べて存在感を示せない韓国株
  • [ピックアップ記事]岸田政権の負の遺産!“国策半導体企業”融資集まらず5兆円を血税補填の可能性も
  • 船井電機の株式、ネット広告会社が仮差し押さえ 経営陣も交代
  • 長崎の新たな賑わいを創出する「長崎スタジアムシティ」に統合演出システムやデジタルサイネージシステムを納入
  • 長崎の新たな賑わいを創出する「長崎スタジアムシティ」に統合演出システムやデジタルサイネージシステムを納入
  • 長崎の新たな賑わいを創出する「長崎スタジアムシティ」に統合演出システムやデジタルサイネージシステムを納入
  • 夕刊フジ、2025年1月末で休刊 「デジタル端末の普及、購読機会の減少、原材料費、輸送コストの上昇など年々厳しさを増しました」
  • サムスン電子とNTTドコモ 次世代通信のAI技術を共同研究へ
  • 「パナソニックが戻ってくる」 CES2025、楠見グループCEOがキーノート 基調講演は12年ぶり
  • アイ・オー・データのマルチメディアディスプレイ「GigaCrysta」は10周年 新モデルを先行展示
  • 米ディレクTVとディッシュ合併、米国最大の有料テレビに
  • 【中国】TCL、LGDの広州工場を108億元(約2,190億円)で買収と発表
  • ソニー、0.44型フルHD OLEDマイクロディスプレイを発売
  • 車載電池大手の工場で火災 流通に影響も―中国
  • 韓国の「EV恐怖症」全世界に拡大の恐れ 地下駐車場でベンツのEV全焼、約500世帯停電、サムスンSDIは偏光フィルム事業を中国企業に売却
  • [ピックアップ記事]欧州 "EVシフト"大誤算の舞台裏
  • [ピックアップ記事]欧州 "EVシフト"大誤算の舞台裏
  • [ピックアップ記事]欧州 "EVシフト"大誤算の舞台裏
  • 新型MINI『クーパーC』は、車載ディスプレイで「UNO」ができる
  • 新型MINI『クーパーC』は、車載ディスプレイで「UNO」ができる
  • パナソニックが和歌山で最新型の車載用電池を量産へ
  • パナソニックが和歌山で最新型の車載用電池を量産へ
  • ハイエンドな薄型軽量タブレット「HUAWAI MatePad Pro 12.2」発表
  • ハイエンドな薄型軽量タブレット「HUAWAI MatePad Pro 12.2」発表
  • ソニーの「INZONE」から,eスポーツ特化の480Hz 有機ELディスプレイ「INZONE M10S」と4K液晶「INZONE M9 II」が10月発売
  • パナソニックコネクト、頑丈タブレットの駆動3割長く
  • 【韓国報道】サムスン電機「夢のバッテリー」成功…超小型全固体電池を世界で初めて開発
  • サムスンギャラクシーウォッチ7:包括的な概要
コメントありがとう